介護のためのリフォームは申請すれば安くなる!その方法は?

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高齢化が進み、福祉施設への入所がままならないない昨今。

 

自宅での介護をサポートするため、保険を利用して介護リフォームができる制度が用意されています。

 

ただし、満たすべき条件や審査がありますので、まずは事前の申請が必要!

 

ここでは、リフォームの申請手続きの手順や用意するもの、注意したい詐欺被害について見ていきます。

 

自宅で夫や妻を介護しなければならなくなった場合、それまではなんとも思わなかった段差に苛立ったりするものです。

 

自分自身の負担を軽減するためにも、まずはリフォームして介護の環境を整える必要があります。

 

そのリフォーム、安くなるかも!

「リフォームって言ってもなあ。先立つものもないし」と躊躇している方もいらっしゃるかもしれませんが、状況次第では介護保険を利用してリフォームすることができます!

 

まずは、申請するための条件にあてはまるかどうかチェックしてみましょう。

 

  • 要介護認定で「要支援」もしくは「要介護」の認定を受けている
  • 福祉施設に入居しておらず、入院もしていない
  • リフォームする家の住所が、介護保険の被保険者証の住所と同一である
  • 本人が上記の住所に住んでいる

 

これらの条件を満たしていれば、20万円までのリフォーム工事を1割負担で行うことができるんですよ!

 

つまり、マックス18万円まで公的な援助が受けられるということですね。

 

実際にうちの親戚もこの制度を使って介護リフォームしました。

 

その時の自己負担金額の目安を以下にまとめてみましたので参考にしてみてください!

 

  • トイレの段差を解消・・・約2万円
  • 玄関に車椅子用のスロープを設置・・・約5万円
  • バスルームのリフォーム(浴槽の交換)・・・約9万円

 

申請の手順を確認!

介護しやすい環境づくりのためにリフォームしたい!と思ったら、まずは担当のケアマネージャーさんに相談しましょう。

 

提携しているリフォーム業者を紹介してもらえますので、ケアマネさんも同席の上で、一度下見に来てもらいます。

 

その際、「どんなことで困っているのか」「何が不便なのか」を細かく伝えることが、介護リフォーム成功の鍵ですね。

 

具体的なプランニングの後、リフォーム業者に見積もりと図面を作ってもらい、正式な契約を結びます。

 

その時点で、各自治体窓口に申請書類の一部を提出しましょう。

 

この時、提出するのは以下のような内容です。

 

  • リフォームの内容を記載したもの
  • 工事の見積もり書、図面
  • リフォームの理由について記載されたもの
  • リフォーム前の状態が確認できる写真

 

これらは基本的にケアマネさんやリフォーム業者さんが作成してくれますので安心しておまかせしましょう!

 

そこで事前審査があり、クリアできれば介護リフォームのスタート!

 

工事が終わったら、一旦は全額自分で支払って、それから自治体の窓口で申請 → かかった費用の9割を還元してもらうというシステムになっています。

 

工事後の申請には以下のものが必要になりますのでしっかり用意しておきましょうね!

 

  • リフォーム工事の領収書
  • 費用の内訳書
  • 工事後の写真
  • 住宅所有者の承諾書

 

こちらもやはり業者さんやケアマネさんのサポートが必要になりますので、手続きが終了するまで密に連絡を取り合って協力してもらわなければなりません。

 

最後まで気持ち良くリフォームを終えるためにも、この三者の人間関係を良好に保っておくことも大事!

 

ご注意!悪徳業者による被害、増えています。

リフォームってなんだかんだと高くつきますから、こういったサポート制度があるのは非常に助かります。

 

ですが、便利な制度の裏では必ず悪いことを考える輩がいるもので・・・。

 

この介護リフォーム助成制度についても、悪質なリフォーム業者による被害が増加しているようです。

 

例えば、「市の認定を受けているから」

 

と偽って契約を迫り、必要のない介護リフォーム工事を強制してお金をだまし取ったり。

 

本来は20万円で収まるところを、必要以上のリフォーム工事をして多額の費用を請求する業者などもあるみたいですね。

 

こういった被害に合わないためにも、プランニング&申請は必ず信用できるケアマネさんを通して行うこと!

 

安易に個人情報を渡さないことを徹底しましょう!!

 

(特に、軽々しくマイナンバーを教えたりしちゃダメですよ)

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