永代供養のお墓は、どういった型式のものになっているのでしょう?
永代供養が始まった頃は、納骨堂という建物が建てられ、壁に納骨社の名前を刻んでいくというものが多くみられました。
他にも、ロッカータイプと型式のものがあり、一人ひとり区切られたスペース内に納骨されます。
また、地下に納骨し、地上に供養塔として建てているお寺も多くみられます。
このように、永代供養はきちんとしたお墓があるわけではありませんが、納骨堂の中で他の人と一緒に収められているため、一人ぼっちにはならないという安心感もあります。
例え立派なお墓があったとしても、お墓参りに行けず花も枯れたまま。。。なんていうことになってしまうと、逆に寂しさが募りますよね。
一般的なお墓は、家の名前をお墓に刻んでいます。
永代供養の場合は、共同の場所に名前を彫ったり、個別の場所に名前を彫ったりします。
名前は今までのお墓と同じように、どこかに必ず刻まれます。安心してください。
最近では、永代供養のお墓もどんどん進化してきています。
ホテルに泊まった時に渡してもらえるカードーキーのようなものをお寺から預かり、好きな時にお参りが出来るロッカー式の供養壇もあります。
また、ロッカー式のタイプではなく、全区画が独立したお墓になっていることころもあります。
参拝者がいない場合は、供養塔によって、お寺が供養してくれるようなタイプも登場しました。
基本的に永代供養は、一人で入るお墓がと家族やご夫婦で入ることも出来るタイプがあります。
お子さんがいないご夫婦だったら、一緒の供養墓に入れるのは、嬉しいですよね。
永代供養とお墓の差ってあるの?
永代供養は個々人に区域を与えられて、故人を偲ぶにはお参りに行けばその区画にお参りできる形と、最初からまとめて土に還す合祀墓タイプがあります。
その違いはしっかり把握して、自分の希望の供養を形にしていきましょう。
お墓を建てるのは結構面倒です。
石の量で料金は違うのは分かるのですが、石の質ともなると急には素人が判断できません。
お墓を手掛けた件数の多い企業、業者に頼むことが間違いを防ぐコツです。
あとは墓地の立地です。
地盤が強固なところならいいのですが、自然の力は予測不可能です。
流されてしまったり、地震で動いてしまったりは保障外だったりします。
10年間は墓石を通常に使用していたのに傷んだ場合の保障が付いているのが一般的です。
ですが、鳥害やいたずら、雨風による劣化や焼け、欠けは保障外だったりしますので、墓石の品質が重要になります。
そんな高い買い物で失敗したくはありませんので、お墓の建立に不安があるなら永代供養を考えるのも手軽だと言えます。
お寺によって違いはありますが、古くから続いた寺は立地がしっかりしている可能性が高いですね。
自分が檀家になっているお寺も長く続いたお寺で、家のお墓は江戸時代からそこにあります。
年代が古いお墓も変わらずある、そんなお寺にお骨を預けられるなら新規開拓の霊園よりもまず安心感が違います。
立地に不安な土地で、永代供養と掲げられるよりは信頼できるところの永代供養プランを検討された方が安心ではないでしょうか。
で、墓石のスタイルも定められていますのであれこれ悩まず、気に入った納得できるプランにお金を払えばいいので気楽です。
お墓は、霊園の周りとの兼ね合いも結構気になってしまうものです。
和風のシンプルな墓を建てるつもりが、周りはとっても豪華な墓ばかりだとちょっと心情として張り合ってしまいがちです。
最初からプランが決まっている永代供養はそんな迷いを無くしてくれます。
永代供養の総合情報
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