老人ホームでよくあるトラブル3選。回避するための心得とは
「介護を要する高齢者」という共通点だけで赤の他人が同じ空間で一緒に暮らすわけですから、老人ホームにはトラブルがつきもの。
その中でも、特に多いトラブルを3つピックアップ!
誰もが通る道ですから、イザという時に慌てないためにもあらかじめ対処法を検討しておきましょう。
どんな事態になっても、入居するご本人の気持ちや立場を尊重して対処してくれる老人ホームを選びたいものです。
大きなお金が動くからこそ、老人ホームにはご本人も家族もあれこれ期待をしてしまうもの。
しかし、過度な期待は時としてトラブルの元になるようです。
どんなサービスも、利用する前にはその金額をチェックしますよね?
数千円だと思っていたものが、実は数十万円だった!・・・なんてことになったらたまりませんからね。
しかし、老人ホームに関してはお金に関するトラブルが非常に多いのです。
よくあるのは、「パンフレットやWEBサイトで見た月額料金よりも実際の請求額がかなり高い」というトラブル。
オムツ代やレクリエーションにかかる費用、施設独自の上乗せ介護サービスなどで高くなっている可能性があります。
トラブルを避けるためには、固定されている金額と利用に応じて請求される分とをあらかじめ確認しておくことが大切ですね。
実際に家族が有料老人ホームに入居している方の話によれば、「なんだかんだで月3~5万円くらいは余分にお金がかかる」とのこと。
予算には少し余裕を持っておいたほうが良さそうです。
体験入居も利用して、「よし!ここなら安心して任せられるぞ」と思って契約しても、実際にいざ入居してみると「あれ?」と思うことも多いよう。
例えば、期待したほど手厚い介護を受けられなかったとか、入浴の回数が契約と違うとか。
面会に行く度に同じ服を着させられている、部屋がいつもキタナイ、だんだん元気がなくなっていく・・・等々。
ギリギリの人数でまわしている老人ホームだと、特にこのようなトラブルが多いようですね。
一人の介護士が何人もの入居者を担当しているわけですからつきっきりで介護というのは無理だとわかっていても、あまりにぞんざいな扱いを受けると色々考えてしまいますよね。
そんなトラブルが起こり得る施設かどうかは見学の時になんとなくわかったりするものですが、見極められないことも多いはず。
何か気になる問題が出てきた場合は、まずはすぐに老人ホームの責任者に相談しましょう。
高額なお金を払って家族を預けているわけですから、そこは強気に出て戦うべきです。
それで解決できない場合は市町村の窓口に相談したり、場合によっては弁護士に相談するなど法的な措置を検討するのもやむなし!
ただし、トラブルになることで入居している方の居心地が悪くなってしまうのでは本末転倒です。
行動を起こすのであれば、最終的には別の老人ホームに転居させることも視野にいれておきましょう。
最後は、個人的に最も心配なトラブルです。
嘘みたいなホントの話ですが、70、80歳になっても「仲間はずれ」とか「いじめ」とか人間関係の醜いトラブルってあるんですよね・・・。
なかには、「自分には誰も面会に来ないのに、同室のAさんのところには毎日家族がやってくる」という理由だけで嫌がらせをする人もいるとか。
そのようなトラブルは”もらい事故“と同じで防ぎようがありません。
入居前に、人間関係のトラブルの有無や、起きた場合にどう対処してくれるのか等も確認しておくと安心ですね。
ちなみに、逆に自分の家族がトラブルメーカーになってしまった場合、程度によっては強制的に退居させられる可能性があることも覚えておくべきです。
認知症の
- 「大声」
- 「暴力」
- 「徘徊」
などが原因で退居になる老人ホームもありますので、そのような状態になった場合にどこまでサポートしてくれるかも事前に確認しておいた方がよさそうでうです。
永代供養の総合情報
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