線香に使用期限はあるの?香りを長くキープするために大切なこと
掃除していたら、いつのものかわからないお線香が出てきた。
・・・よくありそうなシチュエーションですが、その線香はまだ使えるのでしょうか?
それとも処分すべきなのか?
ここでは、線香の使用期限や、長く良質な状態を維持するために注意したいポイントをまとめていきます。
箱を開けた瞬間にふわっと香るお線香。
しかし、その香りが「いつもと違うな」と感じたら、その原因は「期限切れ」なのか、それとも他に理由があるのか?
食品には「賞味期限」がありますし、洗剤の類にも「使用期限」が明記されているものもありますよね。
しかし、お線香には基本的に「使用期限」というものはありません。
これはお線香の大手・日本香堂さんの公式サイトに明記されているので間違いないでしょう。
「仏壇の断捨離をしていたら古いお線香が出てきたんだけど、これって使えるのかな?」と迷っているなら、それは使ってOKということになります。
ただし、その線香がどのような状態で保管されていたかによって使用感は変わってきてしまうでしょう。
日本香堂さんの説明によれば、「使用期限は基本的にはない」とのこと。
ですが、「極端な湿度と直射日光を避けて保管してください」と説明されています。
実際、湿った線香は火がつかないですよね。
また、強い日光にさらされ続けたために変色したり、ポロポロに崩れてしまった線香も見たことがあります。
素材によっても異なりますが、基本的にはデリケートな性質のものなので、湿度、温度、日光に弱いのです。
「この期限を過ぎれば使えなくなる」ということはありませんが、色が変色したり、本来の香りが損なわれてしまったりすることがあるので注意が必要です。
では、どのようにして保管しておけばお香を長持ちさせることができるのでしょうか。
これについては、松栄堂さんの公式サイトにわかりやすい説明があります。
http://www.shoyeido.co.jp/arekore/
(「練香はどのように保管したらよいですか?使用期限はありますか?」の項目のイラストがわかりやすいです)
「チャック式のプラスチック袋に入れて、蓋つきの金属容器や桐箱に入れておく」というのがベスト。
これなら湿気にも日光にもさらされません。
よく、「冷蔵庫に入れておけば、期限が長持ちするんじゃない?」という話も聞きますが、これは結露&カビの発生原因になりますのでNGです。
お線香には「使用期限」というものは設けられていませんが、保存状態が悪いと香りの質が落ちてしまいます。
気に入ったお線香、しかも値の張るものであれば、本来の香りを長く維持できる方法で保管したいものですね。
- 線香に使用期限はない。
- ただし、保管状態が悪いと変質してしまう。
- 線香はデリケートなので、温度、湿度、日光に注意が必要。
- 理想的なのは、「チャック式のビニール袋+蓋つきの金属容器」
- 冷蔵庫での保管はNG。
ここで紹介したポイントをふまえて、お線香の保管方法を見直してみることをオススメします。
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