遺影写真の処分の仕方は大きく分けて2つ。自分でやるか?業者を頼るか?
いわゆる「仏間」と呼ばれる部屋を作らないお宅が多い昨今、増えていく遺影写真の保管場所に苦慮している方も多いことでしょう。
そもそも遺影は処分しても良いのかどうか、また遺影写真の処分の仕方は?
今回は、これからの時代に絶対知っておきたい遺影写真の処分の仕方についてまとめてみました。
誰かが亡くなれば1枚増える遺影写真。
コンパクトな住宅が求められる時代にあって、その保管場所や処分方法は悩ましい問題です。
調べてみたところ、遺影写真の処分の仕方に厳密なルールはありません。
極端な話、そのまま普通に家庭ゴミとして出してしまってもなんら問題はないのです(※ただし、フレームの素材次第では燃えないゴミや連絡ゴミになることがあります。各自治体のごみの出し方を必ず確認しましょう。)
ですが、いくら「ただの写真」とはいえご先祖様の写真をゴミとして扱うなんて、なんだか罰当たりな感じがしてしまいます。
その場合はいくつか方法があるのですが、手っ取り早いのは以下の方法。
- 四つ折りにして、白い封筒に入れる
- 浄化のために塩をふりかける
- 普通のごみとは袋を分けて、燃えるゴミに出す
大きなゴミ袋に写真の封筒が1枚だけ・・・ってなんだか意味深な感じがして気になるということであれば、何枚かの遺影や写真をまとめて処分すると良いでしょう。
故人の遺品などがあるようなら、それも一緒に処分するというのもオススメです。
いくらルールがないとはいえ、先祖の写真をゴミに出すなんてやっぱり罰当たりな感じがして抵抗感がある、という方も多いでしょう。
それなら、菩提寺に相談して供養&お焚き上げしてもらうという処分の仕方もあります。
また、最近は、遺影を預かって格安でお焚き上げ処分してくれる業者もあるので、こういったサービスを使うのもオススメ。
1枚1500円でお寺で供養してもらえるなら安心ですよね。
写真だけでなく遺品の供養もお願いできる(段ボール1箱分で6,000円~)ので、亡くなった方の遺品や遺影写真の処分の仕方にお困りの方は相談してみると良いでしょう。
ただ、調べてみると「遺影写真の処分の仕方については、仏壇と同じように “魂抜き”(閉眼供養)が必要だ」という説もあります。
亡くなった直後から飾っていたのだとしたら、その遺影には故人の“念”のようなものがこもっているとも考えられ、それをしっかり供養してから処分したほうが気持ちよくお別れできるでしょう、というわけです。
確かにこれも一理ありますよね。
特に、お焚き上げサービスを利用せずに家庭ゴミとして処分する場合は「魂抜き」をしておいたほうが罪悪感なく処分できるのではないでしょうか。
そうでないと、なにか悪いことがある度に「あの時、ご先祖様の遺影をゴミに捨てたからだ。その“たたり”だ」と、ずっと気にしてしまいそうです。
気になる費用ですが、相場は「1~5万円」とのことで、明確に決まっているわけではありません。
基本的にお寺さんに「お布施」という形で渡すことになるので、無理のない範囲でOK。
遺影写真1枚の魂抜きなら1万円でも十分ではないかと感じます。
遺影写真の処分の仕方や、処分するにあたって発生する費用の目安についてまとめてみました。
ポイントを整理しましょう。
- 遺影写真の処分方法に明確なルールはない
- 燃えるゴミとして処分するのであれば、“魂抜き”をしてもらうのが賢明
- お寺で供養して燃やしてくれる”お焚き上げ“のサービスも充実している
このように、遺影写真をどうするかは遺族の判断にゆだねられていると言っても過言ではありません。
記念として、遺影写真を縮小してラミネート加工してくれるサービスなどもあります。
出典:旭川写真店プリントショップ彩光忠和店ブログ 公式サイト 「遺影写真を小さく」「遺影写真を小さくしてまとめる」
こういったサービスをうまく活用しつつ、後で処分したことを後悔しないような処分の仕方を選びたいものですね。
永代供養の総合情報
スポンサーリンク