何を基準にすればいい?永代供養のいい選び方
永代供養をお願いするにあたっての最低条件がわかっていれば、いい選び方が出来るはずです。
そのためには、お寺や納骨堂などで出している条件や決まり事は、一般的に消費者となる側に有利に作られているわけではありません。
その点は致し方ないとしても、最低ラインをこちらで決めておくと、選ぶときに失敗することがないのではないでしょうか。
選び方としては、供養をしてもらう状態がどのようになっているかを重視するようにします。
まず、供養してくれるところが業者ではなく、お寺の住職であることが挙げられます。
お寺がないところでは、しっかりと拝んでくれないことも考えられるからです。
永代供養の中で一番大事な部分ですから、これを第一条件とした選び方をする必要です。
次に、納骨出来る場所やお墓の場所が本堂から離れすぎることなく、適切な場所にあるかどうかも重要です。
あまりにも場所が離れすぎた位置にあると、掃除などを業者などに頼んだりすることになります。
何かあったときにきちんと対処してもらえればいいのですが、そうでない場合も考えられあまり良くないと判断できます。
最後に費用の面です。
永代供養の費用は相場があってないようなものです。
あらかじめ、彼岸やお盆の時にどのくらいかかり、命日の時はどのくらいかかるのかを聞いておくと事細かな金額がわかるはずです。
それが、法外でない金額の提示をしてくるところを選びましょう。
選び方はさまざまありますが、以上の3点を基本にすれば、変なところにお願いして失敗することはなくなるでしょう。
永代供養先を選ぶ前に自分でも試算したり、見学に行ったりして目で確かめておくことも大切です。
永代供養ってどんなもの?費用はどれくらい?
永代供養の言葉は良く耳にしますが、さて具体的にはどんな仕組みになっていて、どうすれば利用できるのでしょうか?
また、気になる費用もあわせて検討していってみましょう。
とても便利の良い都会で生活をされていて、近くにお墓も持ちたい、と言うのでしたら予算はたっぷり必要です。
ですが地方での墓地探しは、場所によっては都会の半分以下のお値段で立派な墓を持てます。
地方で暮らし、見てもらえる親族縁者がまとまって暮らしているのなら地元にしっかりしたお墓を建てるのも選択肢の一つです。
こういってしまうと参考にならない、と思われるかも知れませんが、永代供養料金はまちまちなのです。
とはいえ、平均とされるお値段はあります。
最初から、故人のお骨をまとめて土に還して一斉に供養をする「合祀」と言われる方法のお墓は10万円位から。
個々で棚を設けて、壺も分けて一定期間安置し、供養し、定められた年数が経過した後合祀する場合は30万から50万が平均的な相場と言われています。
で、前述の家墓ですが、地方の公営の墓地にシンプルな墓石を建てるなら、50万でも可能な場合がありますのでお参りできるなら費用上は併せて検討されても良いのでは。
それぞれが定める回数、法要が行われます。
その際はお布施をお包みしますので、預けたまま、という訳ではありません。
また、生前に予約をすると
- 入会金、
- 年会費、
- 別途入檀料金
の発生する場合もあります。
地方のお墓、誰も見れないので改葬して永代供養にしたい、とお考えの場合、もし墓の掃除などの管理面のみが気になるのでしたら墓参り代行業も近年増えています。
ざっと調べますと、1万ちょっとからで見てもらえるようです。
今ある墓をそのまま大事にするのも、個人的には一つの考えかなと思います。
勿論、永代供養の墓地もどんどん全国に増えていますのでこれから新たにお求めの場合は良い出会いがあるでしょう。
永代供養の中身、ちゃんと確認して選びましょう
永代供養と書いてあるからには、一度入金したらそのお金でずっと見てもらえるものだ、なんて思い込んで内容を確認しないと、後で予定外の出費につながる場合があります。
契約内容をよく確認しましょう。
不明確な点があれば、契約前にしっかり確認して選びましょう。
出来れば母体がしっかりした団体のものを選ぶ。
霊園の開発中に予約を募っていても、残念なことに施工途中で破産してしまっては大変なのでここは重要です。
出来るだけ安心できる、運用実績が長いお寺や団体を選びましょう。
立地も勿論重要です。利便性や環境など、しっかり確認して気に入ったところを選びましょう。
例えばパッと見で並べた時に目につく金額が安かったとしても、~年契約更新とか管理費別途~円などと書かれていて、よくよく比較したら一見安いところが長期的には高い。
なんてこともあり得ますので、内容はじっくり比較検討して、分かりにくい個所はしっかり問い合わせてから決めましょう。
生前は年会費なども定められている霊園もあったりします。
また、最初から合祀墓にするので安価な設定の永代供養プランと、一定年数個別に棚に収めて供養するので比較的しっかりしたお値段の供養プランの差もあります。
合祀墓に祭ってしまうと、もうお骨を返却して貰えません。
土に還すように最初からまとめて仕舞う方法だからです。
供養に求める形によって、最初からさっぱり合祀墓にしてしまうか、一定期間は個別の骨壺状態での供養をして貰うかは選択しましょう。
このお寺の雰囲気が気に入った、と思っても永代供養の申し込みの為には入檀しなければならない場合などもあります。
また、説明に宗派問わずとあっても、それは「これまでの宗派は問いませんが、こちらに入檀してもらう」という内容であったりします。
希望するお寺の宗派が違う場合はしっかりと確認はしましょう。
永代供養の総合情報
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