お墓参りをしたら、墓石に水をかける？かけない？
墓石に「水をかけることはいけないことだ」としている場合と、「水をかけることはいいことだ」としている場合の2種類の説があります。
宗教上の教えの違いや先祖代々続いている習慣なども関係しているようです。
この2種類はまったく違うものですが、考え方は「なるほど」と思うものばかりです。
水をかける理由
お墓参りの時に墓石に水をかける理由は、飢餓界にいるかもしれないご先祖の苦しみを少しでも救うためです。
また、上記の苦しみで喉が渇いてしまうからという説もあります。
さらに、ご先祖の魂を呼び戻すために水かけをするのだという説もあります。
水をかけない理由
水かけをしない理由は、ご先祖の頭に水をかける行為は侮辱に値するということのようです。
要はご先祖や故人に対して、「冷や水を浴びせる」ということになります。
また、現実的に考えたのでしょうか、「墓石を傷めてしまうから」という理由もあるようです。
どの方法が良い？
このように宗教上の教えや戒めだけでなく、諸説なども多くあります。
どちらのやり方がいいとか悪いとかという言葉で片付けることのできないものではないでしょうか。
葬儀社などからの回答は、「どちらでもかまわない」ということでした。
宗教やご家庭でのやり方でお墓参りの際に水かけをするかどうかを信じる通りに行うことが一番なのかもしれません。
でも、「なぜなのか」という理由の部分を知っておけば、ただ何となく行うよりも意味のある行為として自分の中で捉えることができるでしょう。
全ての行為には、理由があるということです。
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