障害児を対象とした「放課後等デイサービス」、気になる費用負担とは?
障害児を対象とした一時預かりは「放課後等デイサービス」と呼ばれ、様々なプログラムが実施されています。
障害児を持つ親御さんが気になるのが、デイサービスの費用負担。
これは約1割と定められていますから、非常に利用しやすくなっているのです。
デイサービスと耳にすると、要介護状態のお年寄りのためのものと思いがちですが、それだけではありません。
障害児を対象にしたデイサービスもおこなわれており「放課後等デイサービス」と呼ばれています。
イメージは「学童保育」。
学校が終わった後に、保護者が在宅していない子どもを対象にして公民館などで行われているサービス。
子どもたちが集まって、放課後に宿題やレクレーションをやっていた学童保育と似ています。
その対象を障害児としたものが「放課後等デイサービス」。
学校終了後や夏休みなど長期休暇に利用することができるところも、学童保育と似ているのです。
放課後等デイサービスで行われている内容は、障害児向けの生活力を向上させるためのプログラム。
行われているプログラムは、パソコン教室や楽器演奏を習得できる習い事的なもの。
障害児それぞれに合わせた専門的な療育をおこなうもの。
そして、障害児たちが自由に過ごす学童保育的なものなど、様々なタイプがあるもの。
子どもの障害の状態や興味のあるなし、将来的な職業訓練など、目的にあわせて選べるのです。
そして、放課後等デイサービスは障害児のためだけのものではありません。
例えば高齢者向けのデイサービスが、高齢者のためだけでなく介護をおこなう家族の息抜きになっている。
これと同様の、効果が放課後等デイサービスにはあるもの。
障害児を持つ家族の息抜きにもなっているのが放課後等デイサービスなのです。
放課後等デイサービスの制度が始まったのが2012年から。
以来、障害児を持つ家庭にとって欠くことができないものとなっています。
しかし、放課後等デイサービスの費用負担が大きいと、利用しづらくなってしまうもの。
そこで、その費用の9割を各自治体が負担してくれる仕組みになっているのです。
放課後等デイサービスの費用は、行われているプログラムによっても異なります。
しかし、一般的な習い事と変わらない程度、月に7,000円とか1万円とか。
そんな場合に家庭が負担する費用は、700円とか1,000円とか、こんな仕組みになっているのです。
放課後等デイサービスでおやつを食べるとか、直接デイサービスにかかわらない様な費用は自己負担になる。
これは、高齢者向けのデイサービスと似ている点ですね。
また、放課後等デイサービスの特徴は収入によって、負担は一定以上にならない点。
世帯所得が900万円以下の家庭ならば、何度利用しても費用は4,600円を上回ることはありません。
これなら、長期休暇にも放課後等デイサービスを利用しやすい。
障害児を持つ親御さんにとって、非常にありがたい仕組みですね。
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