近いようでいて意外と遠いビミョーな関係。いとこは家族葬に呼ぶ?
最近は、内々だけでひっそりと故人を見送る「家族葬」を選ぶ方も増えています。
その場合、一体、どこまでが「家族」に含まれるのか?例えばいとこは家族葬に呼ぶべきか呼ばないのか。
ここでは、一般的なマナーを踏まえて、いとこを呼ぶ場合・呼ばない場合の注意点について指南します。
今さら言うまでもありませんが、いとこはおじ・おばの子ども。
つまり、両親の兄弟姉妹の子どもになるので、正式には「4親等」ということになります。
さて、いとこは家族葬に呼ぶべき、それとも呼ばないのが正解?
人の厚意って、時には相手にとって「負担」になってしまうこともありますよね。
人のやさしさが心にしみる反面、それがかえって重荷になる・・・。
大切な家族が亡くなった時は、特にそんな気持ちになりやすいのではないでしょうか。
ゆえに、最近は家族だけで静かに故人を見送る「家族葬」を選ぶ方も増えています。
そこで疑問なのは、「どこまでが“家族”に含まれるのか?」ということ。
おそらくこの疑問をお持ちの方って多いのではないでしょうか。
基本的に、家族葬に出席すべき「家族」とは、故人の親、兄弟姉妹、配偶者、子供や孫(その配偶者を含む)。
この基準からすれば故人にとっての「いとこ」は家族には含まれず、いとこまでもを呼ぶのだとしたらそれは「親族葬」とカテゴライズされるのだそうです。
私は一人っ子だったので、いとこが兄弟みたいな感じで育ちました。
なので、葬儀には呼んでもらえないのか~と思うとちょっぴり悲しい(涙)。
ただ、「家族葬に誰を呼ぶべきか」ということについては厳格な決まりがあるわけではないそうです。
ですから、私のように家族同然で育ったいとこなら、別に呼んでも問題はないわけで。
要は、その家庭の事情や親戚づきあいの深さによって臨機応変に対応してOKだということなんです。
ただ、いとこといっても「父方」と「母方」がありますよね。
片方のいとこは呼んだのに、もう片方は呼ばれていないとなれば、後でトラブルの原因にもなりかねません。
その辺の線引きは難しいと思いますが、まずは家族でしっかり話し合うこと。
もしどうしても特定のいとこだけに参列してもらうということなら、私だったら、呼ばない方のいとこにも連絡して正直に事情を説明します。
だって、後で他の親族の口から耳に入ったら、相手はきっと傷つくと思うので・・・。
「家族葬だからいとこは呼ばない」と決めたのであれば、まずはその事情をご本人にしっかり説明しましょう。
そのご家庭にもよると思いますが、いとこって親戚の中でも結構親しい間柄ですよね?
それなのに「葬儀にも呼んでもらえないのか」と思うと、少なからずショックだと思います。
私だったら、「○○にもお世話になったから本当は来て欲しかったんだけど、こういう事情でシンプルに執り行うことにしたんだ。落ち着いたら、会いに来てもらえたら喜ぶと思うよ。」と正直な気持ちを伝えると思います。(要するに、「葬式には呼べないけど、そのうちお線香でもあげにきてね~。亡くなった○○も喜ぶと思うから」というニュアンスです)
会社関係者やご近所さんとは違って、一応血のつながった親族ですからね。
あまり事務的な対応で突き放すのは悲しいですよ・・・。
家族葬にいとこは呼ぶもの?
家族葬は、故人の両親、夫または妻の両親(義父母)、故人の兄弟、故人の子、孫を呼ぶのが基本の様です。
ですが家族葬の形は様々ですし、近所に住んでいてとても親しい間柄だったら呼ばれます。
さて、そんな場合は親しいあの従妹だけに声を掛ける、は後で問題になりそうです。
いとこ関係にまで声をかけるなら、一応いとこと同じ親等の親戚には声を掛けましょう。
その上で、家族葬なので人数は限定したい事をお伝えしましょう。
親戚づきあいの深さにもよりますが、何でも話せる親しい間柄なら正直に言いましょう。
近所のいとこの〇さんには来てもらうけど、遠くからの参列までは遠慮して貰っていると。
遠くでいとこで縁が浅ければ、連絡を貰って家族葬と言われたら大抵は香典を送ろうか、花を手配しようか位ではないかと個人的には思います。
現実的な事を言いますと、いとこ関係では忌引きは使えなかったりしますので遠方から参列するのはよほどの間柄でなければ難しいです。
これは一族親族が色々な地方で暮らされている場合です。
近隣にまとまって暮らしている場合は、断るのは難しいでしょう。
その場合は、臨機応変にいとこまでまとめて参列してもらって、親族葬の体裁にするのも良いでしょう。
この場合になってくると、もうほとんど一般葬の人数と変わらなくなります。
人数的には一般葬とさほど変わらない家族葬なら、喪主の負担は必然的に多くなります。
参列する場合は、一般葬の香典の目安とされている金額よりも3割は多く包みましょう。
他のいとこも沢山参列する場合、もう一つ気を付けることは香典、供花代はまわりに合わせる事です。
年長のいとこより多く包んでしまった場合、後から知れるとお互い気まずいですしね。
香典、お供えも喪主が手配する場合もあるので、聞きやすい方に確認しましょう。
まずは喪主に近い立場の、親とよく相談です。
葬儀の形はそれぞれですので。
永代供養の総合情報
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