家族葬のスーツで参列ってアリ?意外と知らない服装のマナーを解説!
家族葬だから、とりあえず黒いスーツでも着ておけばいいか。
・・・その認識、間違っています!
親しい間柄だからこそ、葬儀の際の服装は超・重要!
ここでは、誤解されがちな礼服とスーツの違いを含め、家族葬の服装で気を付けたい注意ポイントをご紹介します。
「お葬式に出る時は、とにかく黒い服さえ着ておけば間違いない」・・・って認識の方も少なからずいらっしゃることでしょう。
でもその認識、すでに間違ってます(涙)。
突然の不幸に見舞われた時、日頃の準備が悪いと困ってしまうのが服装の問題。
例えば家族葬を執り行うことになった場合は何を着て行けば良いのでしょうか。
とりあえず黒いスーツを着て出席したという方も多いと思いますが、それは正式には喪服とは言えません。
いわゆる「喪服」にはグレードがあり、最も格調高い正装は和装やモーニング、イブニング。
その次が「準礼装」と呼ばれるディレクターズスーツやタキシードで、礼服はその下の「略礼装」に分類されます。
これらは時間帯や場面に応じて使い分けることになっているんですよ。
ちなみに、スーツはさらにその下・・・。
それなりの年齢になった社会人であれば、家族葬ではせめてブラックフォーマル(礼服)くらいは身に着けて出席したいところです。
でも、正直なところ、パッと見た時の印象では「礼服もスーツもさほど変わらないんじゃないの?何が違うの?」って思ってしまいませんか(笑)。
しかし、よくよく見比べてみると、やっぱり生地が違うんですよ。
礼服のほうが、「黒」が濃くて光沢がないんです。
スーツは、いくら黒いスーツといっても太陽の光の元にさらされると「まっ黒じゃないんだ!」とバレバレなんですね(苦笑)。
特に、家族葬で喪主を務めるような場合はスーツは避けたほうが良いでしょう。
喪主でないのであれば、ブラックスーツも許容範囲内。
形はシングル/ダブルどちらでもOKです。
そこに、
- 白いワイシャツ
- 黒いネクタイ(タイピンは無し!)
- 黒い靴下
- 黒い靴
- 黒いベルト
・・・というのが常識ある装いと言えるでしょう。
ちなみに、「礼服だったらどんなものでも良いのか」と言えば、それは間違いです。
家族葬などの葬儀に出かける場合は、「光る生地のものは着用しない」というのが最低限のマナー。
生地に光沢のある礼服もありますので、これを喪服として使用するのは避けましょう。
よく、「これ(礼服)1枚あれば、結婚式でも葬式でも大丈夫!」なんて話を聞きますが、これはとんでもない誤解です。
生地もそうですが、ボタンに関しても「弔事には光沢のないものを」という暗黙のルールがあります。
パッと見てもわからないよ!と思っていても、細かい部分まで見ている人はちゃんとチェックしているもの(苦笑)。
特に、家族葬の場合だと「お前、いい大人なんだからこういう時の服装くらいちゃんとしろよ」と言われてしまいますよ。
くれぐれも、安っぽいリクルートスーツなんて着て行かないように!
家族葬は小規模、略式、スーツでも良いは間違いです。
家族葬は参列者が身内だけの、いわば気心の知れた人で行う葬儀だから服装はうるさく言われないもの、と思われていたらそれは間違いです。
家族葬は、参列者は限定されますが葬儀の一つの形です。
服装は、ブラックスーツが基本です、通常の一般葬と同じように考えます。
親族として家族葬に出席する場合は、男性は黒のブラックスーツです。
略式礼服をブラックスーツと言い、黒色の深いものを指します。
ネクタイは黒で、締めた際には窪みは作らないようにします。
タイピン、カフス、あとボタンダウンシャツは避けた方が良いです。
金具の控えめな黒い革靴(合革でも可)、黒いベルトに黒い靴下を着用します。
親族として出席する女性は黒い膝が隠れるくらいの丈のワンピースやスーツです。
露出の多いものは控えますので、袖はあったほうが良いでしょう。
アクセサリーは結婚指輪位にしておきましょう、華美な装飾は避けます。
会葬者として参加する場合は、通夜の席なら男性は落ち着いた色の仕事用のスーツでも、仕事帰りならば大丈夫です。
女性は黒、紺、灰色などの地味なワンピースやアンサンブルでも良いです。
葬祭に関しての服装は、昔からの考えに沿いますと、通夜は平服で伺うのがかつては一般的でした。
喪服で来るのは前々から葬儀の準備をしていたように感じられるから避けたのだそうです。
ですが今は通夜の席で礼服と考えられる方も居られますので、周りに合わせるしかありません。
家族葬の場合は通夜から葬儀、そして初七日までを2日で済ませてしまうパターンもありますので、通夜から礼服の方が流れがスムーズと言った現代的な背景もあるのでしょう。
香典、香典返しの気遣いを省いただけの葬祭と考えられて列席されるのが一番です。
人数は限定されていますが、形式は一般葬と変わりはありません。
厳粛なお気持ちで、故人とのお別れに臨まれてください。
永代供養の総合情報
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