対応の仕方次第では今後の取引にヒビが入る?家族葬への正しい対処法
取引先同士の関係とはいえ、人と人の「ご縁」が生まれたことに違いはありません。
だからこそ、万が一の不幸の時にもお悔やみの「心」くらいはお伝えしたいもの・・・。
しかし、先方が家族葬だった場合はどう対応すれば良いのでしょうか?
取引先の人が家族葬をする場合の、常識的な対応について考えてみました。
そもそも、なぜ家族葬をするのか?
その点に注目して「お客様目線」で考えてみると、「自分の立場ではどう行動するのが相手にとって失礼にならないのか」が自ずと見えてくるでしょう。
最近は、お葬式の形式も様々。
ハッキリ言って、ルールは「一応あるようでいて、実は無い」というのが正解かもしれません。
例えば、取引先の人の関係者が亡くなって家族葬をすることになったという場合。
遺族側の負担を軽減するため&煩雑な事務作業に追われずに故人をゆっくりとお別れをするためという目的で選ばれる家族葬ですが、仕事関係者からすれば「自分は一体、どう行動すれば良いんだ!?」と迷ってしまうものでしょう。
一昔前であれば「知ってしまったからには何かしらの形でお悔やみの気持ちを伝えなければ」とすぐに行動に移すのが常識でしたが、今は時代が違います。
家族葬の場合は弔問・香典・供物の全てを「辞退します」というケースも多く、香典を渡すことがかえってマナー違反になることもありますのでご注意を!
縁起でもない話かもしれませんが、自分の両親が亡くなった場合のことを想像してみてください。
(こんな言い方をすると身も蓋もありませんが・・・)ハッキリ言って“義理”で参列している取引先関係者がちょろちょろしていたら、かえって気疲れしてしまいそうではありませんか?
家族葬のニーズが高まっている背景には、そのような「形だけ」の葬式をしたくない!という遺族側の想いが見え隠れします。
故人が取引先の方(もしくはその家族)であった場合、まずは会社の方針に従いましょう。
どんなに深い付き合いをしていたとしても、あくまでも「仕事上のつながり」であることは否めません。
一般的には「弔電を送るだけで良い」という見解のようです。
たとえ取引先の人(「単なる仕事上のつきあい」という意味です)であっても、知っている人が亡くなった場合はいち早く駆けつけてお悔やみを伝えたいと思うのが人情というもの。
きっと私だったら、「家族葬だから参列できない」とかそういった形式的な問題ではなく、自分の気持ちがもやもやして収まらないと思うんです。
だから、なんとかして香典くらいは受け取ってもらいたいという気持ちになるでしょう。
フリーランスで仕事をしている場合は特に、何もしないというのは今後の付き合いに支障をきたすがするし、逆にやり過ぎるのも失礼になりそうで・・・この辺の判断が非常に難しいと思います。
ただ、告別式の日時が分かっているのであれば、香典を持参して出かけてみてはどうでしょうか。
この場合の金額の目安は「5,000円~10,000円」。
きっぱりと辞退される喪主さんもいますが、こういうのは「気持ち」ですからね。
ありがたくちょうだいしますと受け取ってもらえる場合もありますよ。
大事な取引先の家族葬、さてどう対応するか。
親しい身内で、ゆっくりと丁寧に故人を偲びたい、そんな希望から家族葬が選ばれることが多くなっています。
その背景を考えると、招かれていない立場なら行かないのが望ましいとは理解は出来ますが何かの弔意は示したいのが人情です。
なにかしらの弔意を示す、その方法を紹介します。
5千円から1万円の香典をお持ちして、通夜の早い時間にお伺いする。
通夜の始まる間際の時間にさっと、お伺いして弔意を伝えて香典をお渡しします。
受け取って頂けなくても、気持ちは汲んでいただけます。
こちらが気持ちでお伺いしたのですから、返礼などの気遣いは無用ですと内袋に書き添えるか口頭でお伝えするのが個人的にはお勧めです。
会場や時間が分かっている場合は弔電の手配をするのが一般的なビジネスマナーです。
会場、時間も分かっていない場合は手配の仕様がありませんのでその際は出来ません。
供物としてお線香と、香典持参はされても良いです。
あのとき、これ位はしておくべきだった、と後悔する位ならやり過ぎかな、位の手配はした方が無難です。
本当に小規模で行いたい、と切実にお考えの喪家でしたら亡くなる前に綿密な準備をされていて、情報を知ることができないままに葬儀を終えられてしまいます。
逆に考えると、葬儀の事を知らせていただけたのなら、行っても良い可能性があります。
一番良いのは、こうしてご連絡を頂けたのですからお邪魔にならない時間にお伺いさせて頂きたいとの希望を最初の連絡を受けた際に即座に伝えることではないでしょうか。
そんな声が多ければ、喪家の方も対応を検討してくださるかも知れません。
後は、そのお取引様からかつて弔電やお花を受け取られたなら、同等のものをお返しする気持ちを示されることが大切です。
示して断られるのなら仕方ないですが、連絡を受けてノーリアクションは、お勧めはできません。
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