墓じまいする際に遺骨はどうすべき?
お墓を持つと同時に、墓じまいという意識を別に持つ必要があります。
死に対してあまり多くを語りたがっていないのです。
墓じまいを意識した時、遺骨に対してはどのような方法が取られるのでしょうか。
遺骨は最後まで大事に扱いたいものです。
故人の遺骨がお墓に眠っている訳です。
しかし、遺骨ってなんなのでしょうか。
骨に対して祈りを捧げなければならないものなのでしょうか。
現状、そのようなことをすることが、私達の風習なのです。
愛する故人は私達の心の中にいるのかもしれませんし。
千の風になって、空から私達を見ててくれているのかもしれません。
骨というものは、腐らないし半永久的に存在しているから私達にとって非常に都合のいいものです。
骨壺に収められるときも、遺骨は一部分だったりします。
例えば納骨堂へ収めるという場合、スペースの問題で、遺骨は全部ではありません。
そして、納骨堂には、後から亡くなった人たちの遺骨も収めるこしとが可能と言うものの、その人たちの遺骨によって、もともといた故人のスペースが狭くなり、遺骨が減らされることもあります。
骨というものは、故人の置き換えと考えるなら、一部分であることが非常に寂しいのです。
一体骨とは私達にとってどのような役割を持っているのかと言えば、私達が骨に祈るという風習に従い、安心できる環境が提供されているに過ぎないのかもしれません。
やっぱり骨に対してひたすら祈り続けてしまうのです。
墓じまいをみなさんがした場合、供養という問題が浮上します。
自由に墓じまいをしていいということではなく、しっかりルールを守らなければならないということです。
ただし、合祀納、骨や散骨、樹木葬や手元供養など、現在いろいろな方法があり、骨をどうすれはいいかという問題は、あらかじめ考えておかなければならないことです。
墓じまいの場合、散骨なら、故人を自然に戻してあげる一番いい方法かもしれません。
海や、山を見つめれば、そこに故人がいてくれる思いがあります。
ただし、散骨一つにしても私達は、ルールにしっかり従う必要がありますよ。
必ず粉末化して、漁業区域・海水浴場では散骨をすることが出来ません。
民家の近くや他人の土地に散骨はできませんし。
環境の問題に呉々も配慮しなければならないですし。
他人に迷惑をかける供養は決して故人を敬うモチベーションではありません。
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