無縁仏の増加にSTOPを!お墓じまいの決断は早めが吉です。

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大事なお墓が無縁仏になる前に、自分達の代でお墓じまいを考えてみませんか?

 

今、日本全国で増えている「無縁仏」。

 

少子高齢化が加速する昨今では、どこのお宅にとっても他人ごとではありません。

 

少しでもそうなる可能性があるのであれば、自分たちが元気なうちに墓じまいを考えるのが、そこに眠るご先祖様への礼儀です。

 

今回は、無縁仏にまつわる問題やお墓じまいをする意義について考えてみましょう。

 

お墓とは、その人が生きていた「証」のようなもの。

 

それが山の中に不法投棄されているとは忌々しき事態です。

 

その原因について見ていくことで、お墓じまいの必要性を改めて実感できることでしょう。

 

ちまたで問題になっている「無縁仏」とは?

みなさん、「無縁仏」という言葉を聞いたことはあるでしょうか?

 

最近はTVのニュースや情報番組でもよく取り上げられているキーワードですよね。

 

無縁仏とは、管理する人が居なくなったお墓に対して使われる言葉です。

 

先祖代々、お墓参りをして、お寺に管理料を支払って・・・と続いてきたお墓も、後継者が途絶えれば管理する人もいなくなりますよね。

 

少子高齢化が進む昨今では、そんな状態で「無縁仏」となっているお墓も珍しくないのだとか。

 

お墓参りに来てくれる人を失って荒れ果てたお墓の下で、代々その家を守ってきたご先祖様たちは何を思っているのでしょうか。

 

「このお墓を管理できるのは、自分の代で最後だな」と墓じまいをする方も増えていますが、そうでないお墓は撤去されることもあります。

 

「えッ、誰が眠っているかわからないのに、勝手に処分しちゃって良いの?」

 

と思われるかもしれませんが、「墓地、埋葬等に関する法律」が改正されたため、そのハードルはずいぶんと低くなりました。

 

基本的には、立て札などで1年間に渡って呼びかけても申し出がなかった場合には無縁墓地は整理されてしまいます。

 

他人の手で処分されてしまうより、自分の手でお墓じまいをするのが賢明ではないでしょうか。

 

ありえない!お墓が不法投棄されているという現実

ただ、お墓じまいをしたからといって安心することもできません。

 

実は、撤去した墓石が大量に不法投棄されているという問題もあるのです。

 

本来はコンクリートの材料としてリサイクルされるのですが、そのコストを削減するために山の中や海に捨ててしまう業者もあるとか。

 

また、無縁仏となったお墓を処分した墓石が、大量に不法投棄されているというニュースもありましたよ。

 

子孫にも見捨てられ、世の中からもぞんざいに扱われ・・・。

 

それでは、ご先祖様も浮かばれません。

 

世間で「悪人」と呼ばれる人でも、亡くなった方に対しては少なからず畏怖の念を抱いていたものですが・・・時代も変わったものです。

 

お墓すらそんな扱いを受ける時代となっては、日本の行く末が不安ですよね。

 

無縁仏になる可能性があるお墓については早めに墓じまいの決断をし、信頼のおける業者を探すことが大切です。

 

業者選びの際は、価格の安さにつられるのではなく、過去の施工実績や墓石の処理ルート、口コミ評価もしっかりチェックしましょう。

 

お寺と提携している石材店も多く、墓じまいをトータルでサポートしてくれる業者もありますので、そういったところなら信頼が置けそうですね。

 

墓じまいは罰当たりな行為ではない

子供がいない。

 

子供はいるけれど、お墓を守ることに対しては意識が低い。

 

子孫に墓参りの負担をかけたくない。

 

・・・そのような場合は、自分が元気なうちにお墓じまいを考えたほうが良いでしょう。

 

最近は生涯独身を貫く人も多いですから、お子さんがいてもその代でお墓が途絶えてしまうことだってあり得ますよね。

 

少しでも無縁仏になるリスクがあるのであれば、墓じまいは現実的な問題として意識すべきです。

 

「でも、先祖代々続いてきたお墓だし、そう簡単には決断できないよ。ご先祖様に失礼な気もするし」

 

とおっしゃる方もいるかもしれませんが、無縁仏にしてしまうほうがよっぽど失礼ですよね!?

 

永代供養にするにしても、散骨するにしても、自分の代で決着を着けておくという心持はとても誠実だと思います。

 

併せて、自分の死後の供養をどのようにして欲しいのかも、死に水を取る方にしっかり伝えておきましょう。

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