熟年離婚は女性にとって吉と出るか凶と出るか?やっておくべき準備とは

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夫婦には、その2人にしかわからない事情があるものです。

 

ですから、基本的には周りが口を挟むべき問題ではありませんが、熟年離婚には様々なリスクが伴いますので何年も前からの下準備が必須!

 

ここでは、特に女性が心得ておくべき熟年離婚の準備についてまとめていきます。

 

残りの人生は、それほど長くはないかもしれない。

 

それでも今の生活にはもう耐えられない!解放されたい!・・・と望むのであれば、まずは熟年離婚した後に自分の毎日がどう変わるのかを具体的にイメージしてみましょう。

 

熟年離婚!女性にとってのメリットは?

食事の準備から洋服を選ぶことにまで奥さん任せになっている夫婦の場合、いくら好きで結婚した相手だったとしても女性側にしてみれば「私はこの人のお母さんじゃない!」と不満の一つも言いたくなるでしょう。

 

その不満が積もり積もって離婚を考え始めるというのは別に不思議な展開ではありません。

 

熟年離婚した場合、女性にはどんなメリットがあるのか?というと、例えばこんなことが考えられます。

 

  • 夫の世話や介護から解放される
  • 義理の両親の介護から解放される
  • 自分のやりたかったことが自由にできる

 

一方で、こんなデメリットもありますので事前の準備が必要です。

 

  • 経済的に困窮する
  • 住むところを探さなければならない
  • 子供に迷惑がかかる
  • 孤独になる可能性がある

 

熟年離婚して自由な生活を手に入れるはずが、急に孤独になって認知症を発症してしまったり、病気やケガで身体が不自由になってしまったりすることもありますので、良い面だけを考えて軽率な決断を下すのは危険です。

 

離婚したいなら、自立を目指そう

熟年離婚で最も心配なのは、お金のことです。

 

それまで専業主婦、もしくはパートで働いていて、生活費のほとんどを夫の収入や年金に頼っていたのだとしたら?

 

あなたの貯金や年金で生活していくことはできるのか、住居を借りることはできるのか、その保証人は誰がなってくれるのか・・・と、現実的なことをまずは考えてみるべきです。

 

熟年離婚を本気で考えているのであれば、何年も前から準備を始めておく必要があります。

 

例えば、パートではなく正規の仕事に就くとか。

 

女性の場合は子育てなどを機に正社員→パートに就業スタイルを切り替えている方も多いので、それを再び元に戻すというのは精神的にも肉体的にも厳しいかもしれません。

 

バリバリのキャリアウーマンであっても、医師などの専門的資格を持っている人でもない限り、老いてからも高収入をキープするのは難しいでしょう。

 

年齢的にそれが難しいのであれば、在宅で稼ぐ方法や趣味を実益に変える道など模索してみると良いでしょう。

 

今はクラウドソーシングの時代ですから、パソコンが使えればいろんな仕事にありつくことができます。

 

本気で別れたいなら、そういった方法でコツコツ貯金しておくことをオススメします。

 

子供が被る迷惑も考えておくべき!

金銭的な問題も絡んでくることですが、熟年離婚するのであれば子供に降りかかる負担も考えておくべきです。

 

夫婦のどちらか、もしくは両方に介護が必要になったりした場合、どうするか家族で話し合っていますか?

 

2人一緒の場所にいてくれるのであれば、遠方に住む子供も対処しやすいでしょう。

 

しかし、熟年離婚して別々の場所に住んでいるとなれば、お子さんの負担は2倍になります。

 

そうしたことも考えて、「子供には一切の迷惑をかけない」という決意の元に高齢者向けの住宅に入居するという選択肢もあります。

 

それもやはり高額な費用が発生しますので、どちらにしてもお金の準備は必要ですね。

 

【まとめ】熟年離婚後の女性が自立して生きる道は険しいのが現状

すでに愛情が冷めている関係であれば、子供が独立したり夫が定年退職を迎えたタイミングで熟年離婚・・・というのは十分に考えられる選択でしょう。

 

しかし、何年も「家庭」という鳥かごの中で暮らしてきた女性、それも高齢になってから自立して生きていくのはそう簡単なことではありません。

 

今一度、やっておくべき準備についてまとめておきましょう。

 

  • 熟年離婚のメリットばかりではなくデメリットも考えるべき
  • 経済的に自立できるかどうかが最も重要な問題
  • 熟年離婚することで子供にどのような迷惑がかかるかも考慮すべき

 

財産分与の問題もありますし、熟年離婚には面倒な手続きが山積。

 

嫌いな夫であっても、つかず離れずで今の生活をキープしたほうがダメージは少ないのかもしれません。

 

いろんな可能性を視野に入れて考えてみましょう。

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