お墓にもある?!二世帯墓とはいったい何か?
少子化、晩婚化など近年ではさまざまな問題があり、それが継承の問題へも影響を及ぼしています。
継承というと重々しい感じがしますが、普通の家庭でもこれはあるものです。
要は受け継がれるものという意味で、お墓のことなどが継承にあたります。
子どもが1人しかいない家庭の場合、何らかの事情でその子どもがいなくなってしまったら、お墓を継ぐ人がいないということになります。
娘が嫁いでしまったり、婿に入ってしまうようなことになれば、お墓の継承者がいなくなってしまうわけです。
この場合、さまざまな選択肢がありますが、その中でも今注目されているのが「二世帯墓」です。
聞き慣れない言葉で何のことかわからない人もいるでしょう。
「二世帯墓」とは、1つのお墓に2軒の遺骨を埋葬することです。
子どもの嫁ぎ先や、親戚などの縁つなぎとなるところへ一緒に埋葬してもらうことができれば、安心いうわけです。
子どもの嫁ぎ先にお願いしてOKが出れば埋葬が可能になります。
または、縁つなぎとなるところにお願いする場合などもあります。
その際、墓石には二世帯分の名前を載せることが難しいので、花立石などに彫ってもらうことになるでしょう。
お墓でも二世帯という方法を取ることがあるなんて、初めて聞いた方もいるかもしれませんが、これからはこういったお墓が増えてくるかもしれません。
継承者がいなければ、無縁墓になってしまうことを少なくするためにはいい方法であることは間違いありません。
お墓は二世帯にもできるもの?
お墓は2世帯でも大丈夫です。
ですが、地方にずっと、親戚縁者で固まって暮らすものにとってはお墓は家ごとのものの考えがまだ一般的なのです。
土地も安い傾向がありますので、まとめるなんて事をしなくても、との考えがまだ主流です。
2世帯墓とは一つのお墓に2軒分のお骨を埋葬することを言います。
子供の嫁ぎ先や親せきなど、縁のあるところへ一緒に埋葬してもらう形です。
お墓の一番上の石(仏石や竿石といいます)には記載が難しいので、花立石などに両家の名前を彫ってもらいます。
仏石にはご宗派のお題目(南無阿弥陀仏などのお経です)を入れます。
宗派が違う場合は、主となるお家の方に合わせて良いでしょう。
また、お寺の墓所である場合はそこのご宗派の形式に合わせます。
公営の墓地ならば、特に決まりは無かったりしますので、「愛」「まごころ」などのお好きな言葉を彫られるお家もあります。
家族で相談して、好きな言葉を彫られて、墓誌を大き目に添えられる方法もあります。
墓誌というのはそこに埋葬されている方のお名前を彫る石版のことです。
昔のお墓は竿石に彫ったりもしましたが、今は墓誌に追加で彫るお家が多いようです。
こんな形でしたら、両家平等でいいですね。
石材店に、希望を伝えてイメージに合ったものを作って貰いましょう。
そしてこんな方法で建てる場合もあります。
実際の2世帯で言うところの敷地内別居のようなイメージです。
ひとつのお墓に2軒の家名を入れ、納骨室を分ける。
玄関が一つで、例えば1階、2階で分かれて暮らす2世帯のイメージです。
この2世帯墓、軽く調べましたら2008年付で施工例を挙げられているサイトがありました。
今は娘一人っ子のみのご家庭や、一人っ子同士の結婚などもありますし、跡継ぎの問題で言いますと両家がまとまるのは負担も楽でメリットは多く、時代に適ったお墓と言えるでしょう。
永代供養の総合情報
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