やりたいがどうなのか?!自宅にお墓を建てることは可能？
「自宅にお墓を持ちたい」と考える人がいるでしょうが、一般的な常識を考えたときにそれが出来ないと判断して、お寺や納骨堂などにお願いしていると思います。
結論からいうと、自宅に遺骨を入れたお墓を建てることはできません。
しかし、遺骨を置かず、墓石だけというのは出来るかもしれません。
自宅にお墓を建てることが出来ないのは、「墓地埋葬法」という法律によって定められているからなのです。
墓地埋葬法の第4条にはこうあります。
「埋葬又は焼骨の埋蔵は、墓地以外の区域に、これを行つてはならない。」と。
この法律があるために、自宅において遺骨を入れたお墓を建てることができないのです。
遺骨を骨壺に収めた状態で、自宅に保管するのは可能です。
しかし、湿気で遺骨にカビが生えてしまうことがありますし、臭いを発することもあります。
散骨や自宅保管が可能であるのは間違いないですが、自宅の庭に散骨すれば、ご近所とのいざこざが起こってしまう可能性があります。
誰にも迷惑のかからないようにするならある程度は、グレーゾーンとして扱われ、問題にはならないでしょう。
しかし、しっかりとお寺などで供養してもらう方がいいのではないでしょうか。
自宅にお墓を持つことは、法律上出来ないことになっています。
最愛の人でも、遺骨を入れたお墓は建てられません。
骨壺に収めた状態ならば、自宅保管が可能ですが、故人をゆっくり休ませる意味でもお墓に入れてあげた方がいいような気がします。
自宅の墓ってどんなものがあるの？
文字通り、自宅の敷地内に墓がある、こんなケースもあり得ます。
現在の埋葬に関する法律が施行される前の墓は、既存の墓として機能していますので（みなし墓地といいます）管理者が明確であるうちは撤去はされません。
それとは別に、家屋内にお墓としての機能を持たせた空間を作ろうとの考えもあります。
自宅墓とは、先述のみなし墓地ではなく、故人の骨壺が入る少し大きめの石棺を部屋に置いて供養することを言います。
納骨するお骨を骨壺ごと石棺の中に収蔵して供養するタイプの墓です。
ざっと見てみましたが、２０万円位で３０センチ四方程度のものが購入できます。
小さな仏壇にそのままお納めする飾り方、そのまま床の間に飾る方法、棚の上に置く方法などがあります。
形は小さな御堂のようなもの、ミニチュアの墓、筒状のシンプルなもの様々です。
ちょっと個人的な意見ですが、こういう供養の形は以前からありました。
一基一基、故人のお骨をミニチュア家庭内墓に納めるのは丁寧ですが、将来お骨が増えるなら納骨できる仏壇や家具も合わせてご検討をお勧めします。
お墓を求める予定がない場合はお骨を手元に置いておかれても、法律上は問題はないです。
骨壺なのですが地域によって大きなものを使う場合、主要の箇所だけ骨上げをして小さな骨壺に収めきれる量だけを取る違いがあります。
大きな骨壺ですと仏壇の方が目的に適っています。
仏壇にお骨を入れていることをご不快に感じられるお寺の方も居られますので、お骨のままで置いておくのを是とされる方ばかりではないことを考慮されてください。
お骨のままで手元に置かれるのも問題はないですが、いざ改葬する際に書類などは無くされませんように管理に気をつけられてください。
管理する者がしっかりと、しまいまで見る心構えで自宅の墓は設えることをお勧めします。
永代供養の総合情報
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