生前にお墓を建てる?!「寿陵」とはどういうこと?
生前にお墓を建てることを「寿陵」と言います。
生きているうちに、亡くなってから行ってもらうことを全て、自分が生きている間に済ませてしまうのには、さまざまな理由があります。
生きているうちに準備しておくことで、メリットが多いのです。
メリットの1つとしてあげられるのが「自由」です。
自分の好きな場所であったり、墓石のデザインであったり、自分の好きなように決めることができます。
また時間的な自由もありますので、余裕を持って準備することができます。
この自由な面は、何事にも代えがたいものなのでしょう。
次のメリットは、「節税」です。
亡くなったときにかかる現金などの全てを引き継ぐ人にかかる相続税にはこのような決まりがあります。
「墓所、霊びよう及び祭具並びにこれらに準ずるもの」は、課税対象外となる特例があるのです。
ですから生前にお墓を買っておくことは、遺族への負担を減らすことが出来るのですから、大きなメリットとなります。
自分が召されてから遺族に迷惑をかけないようにすることもメリットの1つとなるでしょう。
それに伴った安心感があるのも自分にとっていいことです。
「寿陵」は縁起が良く、「寿命を永らえる」ともされています。
このように生前にお墓を持つことは、決して悪いことではありません。
しかし、墓地やお寺などでは認めていないところもあったり、条件付きのところもあります。
その辺を確認しながら、「寿陵」を持つようにしましょう。
生前にお墓を買うって縁起が悪い?
生前にお墓を買うと縁起が悪い、と一部の方は考えられているようです。
ですがそれは迷信です。
歴史を見ると権力者が生前にお墓の着工をした事例は数多くあります。
生前にお墓なんて縁起でもない、と言われましたら、ピラミッドや古墳の事例を挙げて下さい。
立派なお墓を作るなら、気力体力財力が充実して、気になった今が購入の機会です。
昔から、「長寿」「繁栄」「家内円満」のご利益があると言われています。
生前に法名(浄土真宗ではこういいます)を頂いた場合は朱文字で刻印しておきます。
生前にお墓を選ぶメリットは、葬儀の際に負担が減る事です。
納める場所があるのは心理的な負担の軽減になります。
お墓の相続には相続税はかかりませんが、墓の建立の為の資金を相続すると課税の対象になりますのでこちらの点も負担が減ります。
ここで、生前墓の注意点ですが、公営の墓地は手元にお骨が無ければ申し込めない場合があります。
また、墓を建てた後に事情が変わったりもっと良い場所ができたりの可能性もあります。
以上のお勧めの点とそうではない点がありますが、それらを考慮しても、いずれはお墓とお考えなら生前墓の方がお勧めです。
納得いくお墓を作るのは時間と気力が要りますので、闘病中の家族を抱えて動くなどの状態では困難ですので。
採掘できる量には限界がありますし、国内のものはとても高価です。
比較的安い石材は海外からの輸入品なのですが、今、海外の品が値上がりし続けています。
現状の墓石の値段がずっと保障されている訳ではありません。
徐々に値上がりしています。
いつかはお墓を、とお考えなら早めに動いても損はないでしょう。
公営墓地は値段が安いところが多いので、申込みが時期によっては殺到したり、空きがでなかったりです。
抽選に外れてしまうとまた次回の機会を待つことになりますし。
買いたいときに入手できないと、人情的に落ち着きがなくなってしまい妙な妥協をしてしまいがちです。
ゆっくり検討できるのは何にも勝る利点です。
永代供養の総合情報
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