父親の熟年再婚は賛成か反対すべきか。お父さん、その結婚ほんとに大丈夫?
ある日突然、父親が再婚すると言い出した。・・・そこから始まった様々なトラブルに頭を悩ませ心を痛めている方は少なくないようです。
具体的にどんな問題がついてまわるのか。
子の立場としては、祝福すべきか反対すべきか?親の熟年再婚に伴う子どもの心得についてまとめてみました。
高齢の父親が、親子ほども歳の離れた女性と再婚すると言い出した。
このシチュエーションは確かに不安を覚えますが、子供には反対する権利などあるのでしょうか?
父親の熟年再婚については、
- 相手が年下で、「財産狙いではないか」と不安になった
- 母親の物を全て処分されてしまったのがショックだった
- もう実家に帰ってくるなと言われショックだった
こんな体験談をよく耳にします。
確かに、自分の父親のことを考えてみても、古希を迎えオシャレにも疎くなっているじいさんと「結婚したい!」と言ってくれる女性が現れたとしたらちょっと疑ってしまいそう。
そのような場合は、頭ごなしに反対するのではなく、まずは会ってみることですね。
相手の子供や友人も一緒に食事などしてみると、その人となりがよくわかるでしょう。
また、遺産相続についても、父親がどう考えているのかを関係者みんな(再婚相手やその子供も含めて)の前でハッキリさせておいてもらうとあと腐れないですね。
考えてみればこれまでずっと、父親が私の幸せや成功を願うことはあっても、子である私が父の幸せを心から願って応援したことは一度もなかったような気がします。
私だって、「娘に心配してもらうくらいなら、もっと自分のことをしっかりやって欲しい。もっと頑張って欲しい!」なんて思っているのですが、親と子の関係とはどのようなものなのでしょう。
しかし、私は父が還暦を迎えた時に思いました。
これからはもう、家族のことは二の次で構わないから、自分が本当にしたいことをして生きて欲しいと。
お酒を飲みたければ飲んでも良いし、パチンコだって行きたいだけ行けば良い(むしろ、お金を出してあげたいくらいです)。
30年以上に娘のために頑張ってきてくれたのだから、もうそろそろ“父”の役目から解放してあげたいなと思ったのです。
だからきっと、もしこの先、母のほうが先に他界して父親が「再婚したい」と言い出しても私は反対しません。
親も人間ですから、一人の男性として幸せになる権利があります。
それを阻止する権利は子供にはありませんし、親の幸せを願うことも子の成長の証です。
熟年再婚は、子である自分の成長を試される機会であると言っても過言ではないでしょう。
とはいえ、もし父親が再婚相手を紹介してくれなかったり、隠すようなそぶりがあればモヤモヤもするでしょうし、「本当に大丈夫か?」「財産目当ての結婚じゃないか?」「騙されているんじゃないか?」と疑ってしまうでしょう。
また、再婚したからといって母の遺影や仏壇を粗末にするようなこともあってほしくはないと思います。
そんな風にさせてしまう相手なのであれば、娘として反対する権利はあるはず。
相手の女性への配慮として母の荷物を処分する必要があるのだとしたら、その気持ちを私に伝えて欲しいです。
勝手に処分するからトラブルになるのであって、事前に相談してくれれば物によっては私が引き取ることもできますし、こちらとしても新しい妻を迎える父親の気持ちに寄り添ってあげることができるでしょう。
親と子、互いに歩み寄る気持ちがあれば、父親の熟年再婚についてまわるトラブルの多くは回避することができるのではないでしょうか。
父親の熟年再婚にありがちなトラブル、それを回避する方法についてまとめました。
良好な親子関係を維持するためにも、以下のポイントを念頭に置いておきましょう。
- 父親の気持ちを頭ごなしに反対・否定してはいけない
- 遺産相続については関係者全員で父親の意志を共有しておくべき
- 父と子、お互いの幸せを願って歩み寄る姿勢が大切
血のつながった親子であっても、父親の再婚を機に絶縁してしまう可能性はゼロではありません。
最悪のシナリオを避ける意味でも、子供はお父さんの気持ちを否定しないで。
お父さんも、家族の大切な思い出を否定するような言動をとらないように注意しましょうね。
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