就活の資格取るならどれがいいの?最も役立つ資格を調査!
人生の終わりを、どう迎えるか?自分の人生のエンディングをどう演出するか。
それを考えるのが「終活」です。
- 介護のこと、
- 相続のこと、
- 葬式のこと
・・・と、専門的な知識が必要なこともたくさんあり、最近は終活に特化した資格もあるんです。
ここでは主な資格とその内容について調べてみました。
まるで結婚式のプランニングをするかのように、「最期」を演出する方も増えている昨今。
ウェディングプランナーのように、あれこれ一緒に考えて決めてくれる専門家を目指す資格があるってご存知でしたか?
- もしも自分が介護される立場になったら?
- もしも認知症になって自分のことすらわからなくなってしまったら?
- もし、明日、ぽっくり逝ってしまったら・・・。
ある程度の年齢になったら、1分先の自分に「もしも」が起こるリスクはぐんと高まります。
その「もしも」に備えておきたい、家族にできるだけ迷惑をかけたくない!
そんな気持ちから生まれたのが「終活」なのです。
しかし、介護施設選びや費用のこと、相続や税金のこと、葬儀の手配、お墓のこと・・・等々、実際にその状況になってみなければわからないことだらけ!
備えておくに越したことはないにしても、実際どこに相談したら良いのかわからないことも多いでしょう。
一人ですべてをどうにかしようと思っても、それは決してたやすいことではありません。(時間がどれだけあっても検索能力がないと難しい)
そこで頼りになるのが、終活に関する資格を持ったプロフェッショナルです。
具体的には次のような資格があります。
- 終活カウンセラー(一般社団法人終活カウンセラー協会)
- 終活ガイド(社団法人終活協議会)
- 終活アドバイザー(NPO法人 ら・し・さ)
- 終活診断士(一般社団法人 日本クオリティオブライフ協会)
- 終活士(日本終活士協会)
- エンディングコンサルタント(一般社団法人 日本エンディングサポート協会)
- 終活ライフケアプランナー(一般財団法人 日本能力開発推進協会)
あれれ?どれもこれも似たような資格に思えますが、一体それぞれどう違うんでしょうか?
「そもそも終活って何から始めたら良いんだろう?今の自分がまず、すべきことは何だ!?」
と、スタート地点で漠然とした悩みを抱えている方をサポートしてくれるのが終活カウンセラー。
その名の通り終活に関するカウンセリングを専門とする資格で、
- 「自分は何に悩んでいるのか」
- 「まずは何から始めるべきなのか」
という本質を明確にしてくれます。
終活ガイドや終活診断士、終活アドバイザーも似たような役割を担う存在で、やはりカウンセリング(相談)をメインする資格です。
さらに一歩進んで、「エンディングノート」を書くサポートをしてくれたり、葬儀やお墓、相続や財産分与、成年後見などについての助言や指導をするのが終活士やエンディングコンサルタント。
これらは「老い」に伴って生ずる現実的な問題にどう対処していくかを具体的に示してくれるプロフェッショナルです。
(※エンディングノートとは?:自分の身に「万が一」があった場合にどう対処して欲しいかを記しておくノート。例:延命措置を望むかどうか、葬儀をどうするか、相続をどうするか 等)
一方、今までの人生を振り返って、「残りの人生をどう生きていけば幸せな最期を迎えられるのか」ソフト面をサポートしてくれるのが終活ライフケアプランナーです。
こうして一つ一つ見てみると、似ているように見えてもちょっとずつ目的が違った資格なんですね!
健康寿命が延びていることに伴い、「どのようにして最期の時を迎えるか」を自分でプロデュースできるようになった時代。
「新しい旅立ちを応援する仕事」という意味では、終活に関わる仕事はウェディングプランナーと似ているのかもしれません。
「これからどんどん需要が拡大していく分野だから」ということで終活関係の資格を取得する若者も増えていくでしょう。
ただ、一つ言えるのは、終活に関する資格は「仕事にするため」だけのものではないということ。
自分の最期をスムーズに迎えるために、家族に迷惑をかけず気持ち良く旅立つためにと、あくまでも“自分のために”資格の勉強をしているというシニアも多いんですよ。
「死」は、誰もがいつか必ず迎えるもの。
だからこそ、その現実から目を背けずに向き合い、少しずつ「その時」に備えておく必要があるのです。
それも、残された家族への一つの「愛」の伝え方といえるのではないでしょうか。
終活について学べる資格はいろいろある!一体どれがいいの?
4人に1人は高齢者という時代になり、シニアビジネスは花盛り!
そこでもやはり、資格保有者は就職に有利です。
この高齢化社会をしなやかに生き抜いていくために、数ある終活資格の中でどれを目指すのがいいのか?
終活に関する資格を比較し、自分にとってはどれがいいのか考えてみましょう。
病気のこと、介護のこと、相続のこと、葬式のこと、お墓のこと・・・、シニア世代の悩みは尽きません。
法的な要素も絡んでくる問題も多いだけに、専門的な知識を持った人に相談できると安心ですよね。
シニア世代をサポートするための資格はいろいろありますが、一つ選ぶとしたらどれがいいのでしょうか?
終活に関する資格にはいくつか種類がありますが、共通しているのは「合格の難易度はそれほど高くはない」ということです。
ほとんどは自宅で受けられる通信講座をベースとしていますし、試験も自宅で受けられるものがほとんど。
合格率90%を超えている資格もあり、本気で勉強すれば誰でも合格できそうな試験内容だそうです。
また、勉強する内容にも大差はなく、「どれがいいか?」といえば「どれでもいい」という感じ。
カウンセリング技術と、終活に関する知識を身に着けられるという点ではどれも同じです。
ただ、いずれの資格も国家資格ではなく民間機関によって運営されているものですから、その団体の活動実績や口コミ評価などを調べてみることも大事ですね!
数ある終活資格の中で、どれか一つを選ぶとしたらどれがいいか?と言われれば、イチオシは「終活カウンセラー」!
これは一般社団法人終活カウンセラー協会が運営している資格で、簡単に言うと「終活を始めようとしている人(もしくは終活に関して悩んでいる人)の相談に乗って適切なアドバイスをすること」を目的としています。
公式サイトには「シニアのお困りごと案内人」と書かれていますが、まさにその通りで、この資格があれば健康からお金のことまでトータルでサポートできるようになるのです。
初級、上級、インストラクターとあり、それぞれ勉強する内容や受講費用も異なりますのでご紹介しておきますね!
初級
- 終活の基礎知識を身に着けるための資格。
- 自分のエンディングノートを書けるようになります。
- 約6時間の講習 → 筆記試験。
- 費用は9,970円。
上級
- 終活に関するカウンセリング技術を学びます。
- 他の人にエンディングノートを書くためのアドバイスができるようになります。
- 事前レポート提出 → 講習1日 → 課題&試験
- 費用は39,960円。
インストラクター
- 終活カウンセラーを育成する講師の資格です。(※上級の資格を取得していることが条件となります!)
- 4日間の講習の後、試験があります。
- 費用は22万円。
実際、私の友人もこの終活カウンセラーの資格を取得した一人。
彼は介護施設で働いているのですが、やはり最近は終活について相談される機会が増えているのだとか。
そこで、専門知識を身に着けるべくこの資格を取ることにしたんだそうです。
どれがいいか迷ったそうですが、終活カウンセラーは全国各地で勉強会などもちょくちょく開催されていて、「継続して知識を深めていけそうだ」ということでこの資格を選んだとか。
ただ、彼がしみじみと言っていたのは、「知識だけでどうにかなる分野ではない」ということ。
カウンセリングの技術は確かに身に着いたけれど、実際には自分自身の死生観をしっかり持っていないと心に響くカウンセリングはできないのだと思い知らされることが多いそうです。
長生きしたくないのに生きなければいけないという方も多いこの高齢化社会では、生きがいを見つけられずに途方に暮れている方も多いでしょう。
そんな人が、残りの人生に光を見出すにはどうしたら良いのか。
どんな言葉が響くのか、何をしてあげることが本当のサポートなのか。
それは資格の勉強をするだけではわからないし、様々な人の終活をサポートすることを通じてしかその答えはわからないだろうと語っていました。
終活の資格、どれがいいかと迷っているなら、まずは身近にいる人の死生観に耳を傾けることから始めてみましょう。
そこに、思わぬヒントがあるかもしれません。
終活ビジネス花盛り!資格を仕事に生かしてチャンスをつかめ
シニア市場が拡大する中、仕事での武器にしようと終活系の専門知識を身に着ける方も増えているようです。
しかし、国家資格ではない終活資格が本当に役立つのでしょうか?
まだまだ新しい終活の分野について、「仕事」とリンクさせて考えてみました!
終活とは、ざっくり言うと人生の最期を“自分らしく”プロデュースすることです。
介護生活、遺言状、葬儀やお墓のスタイル・・・とこだわり始めると、そこには必ず新しいビジネスが生まれるわけで。(最近は宇宙散骨をやっているベンチャー企業も!)
仕事として他者の終活に関わる場合、やっぱり資格はあったほうが良いの?
例えば自分が終活について誰かに相談したいと思った時。
それが法的なこと(例えば相続税、葬儀の形式・・・etc)に関係した内容であれば特に、「その筋のことに詳しい人に話を聞いて欲しい」と思うのではないでしょうか。
ただ不安を吐き出すだけなら相手は誰でも良いかもしれませんが、具体的なアドバイスが欲しい時は人を選ぶでしょう。
今後は高齢化に伴って「終活難民」も増えるでしょうから、終活系の資格を持っているとどんな仕事でも有利!
どの分野でもメインのお客様はシニア世代になる時代です。
ちょっとした世間話だって終活の知識があるかないかは重要なポイントになるでしょう。
終活系の資格は、取得しておいて損はありません!
とはいえ、終活系の資格は国家資格ではありませんので、「私、こんな資格持ってますけど!」と自信満々にアピールできるほどのインパクトはありません。
「あれば便利」「あれば使える」という程度ですから、その資格を武器として勝負する!というところまでは期待できないでしょうね。
ただ、終活の資格を持っていることが信頼度UPにつながる職種もあります。
- 医者
- 看護師
- 介護・福祉関係(介護福祉士、ケアマネージャー、ソーシャルワーカー)
- 保険の代理店や営業担当さん
- 役所の窓口担当者
- 銀行員
- 弁護士
- 司法書士
- 行政書士
- 葬儀関係の仕事
・・・これらの仕事に就いている方はシニア層と接する機会も多いですし、終活(主にはお金のこと)について質問されることも多いはず。
そんな時、自信をもって答えられるだけの知識があれば信頼度UPです!
今後もニーズが拡大していくだろうと予想される、終活系の資格や経験を持った人材。
「仕事に困らないために」と資格取得を目指す方も増えていくかもしれませんが、実際に某資格スクールの講義に出たという友人によれば「仕事のために、と思って参加するのはもったいない!」とのこと。
介護や相続など「お金」に関する知識を身に着けられるというのは確かに魅力ですが、それ以上に、「人の生死についてじっくり考える良いきっかけになった」と満足げな様子だったんです。
老いや死は誰にも巡ってくるものであり絶対に避けられないものですから、その現実にしっかり向き合う時間を作れるというのはとても有意義なことです。
友人は、「終活の資格を取るために勉強したことで、人生の奥行きが広がったみたいだ」と語っていました。
仕事に生かせるか?仕事で昇進に有利になるか?という観点で資格選びをする方も多いと思いますが、終活の資格に関しては「自分の人生のために」という基準も大事にする必要がありますね。
永代供養の総合情報
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