終活にかかる費用ってどのくらい？知っておきたいお金のコト
終活＝ちょこっとエンディングノートをまとめたり、身の回りを整理したり･･･という程度に考えているのであれば、費用の心配はあまりないかもしれません。
しかし、終活のスタイルも様々。
かなり本気モードで「死」に備えるのであれば、費用もそれなりの金額になりますので予算を確保する必要があるのです。
終活は、言ってみれば「死」を迎える準備。
未来性をあまり感じない活動にお金をかけるなんて、なんだか変な感じ･･･と思われるかもしれませんが、徹底的にやろうと思えばそれなりの費用が必要ですよ。
一言で「終活」って言っても、人によって受け取り方は様々ですよね。
うちの母のように、家の中の不用品をざくざくと処分していくのを終活だと思っている人もいれば、友達や家族とがんがん旅行に行って思い出を作るのが終活だという人もいます。
一方で、自分で買ったノートを使ってエンディングノートを作っている人もいれば、弁護士に相談して遺言書を作る人もいて。
どれもこれも「終活」の一つのスタイルですが、かかる費用は決定的に違っています。
母のように断捨離するだけなら、せいぜいリサイクル処分費用で数千円かかる程度でしょう。
旅行で思い出作りをするなら数万円、数十万円とかかるでしょう。
エンディングノートを作るなら数百円で足りますが、本格的な遺言書を残そうと思うと一気に数万円。
･･･というように、終活のスタイルによって費用には幅があります。
まずは「自分がどんな終活をしたいのか」を明確にすることが大事ですね！
さて、ここで「終活のエンディングノートっていわゆる遺言書のことじゃないの？」という疑問を抱いた方もいるかもしれませんね。
ここ、意外と誤解しがちなんですが、エンディングノートはあくまでも日記の延長みたいなものなので法的な効力はないんです。
ですから、作るのもタダですし、その代わりにイザという時にはあまり役に立たない！
自分に万が一のことがあった時、「延命治療はこうしてほしい」「財産をこうして欲しい」という明悪な希望があるのであれば、遺言書を作っておきましょう。
ただし、遺言書はタダでは作れません！
記載する財産の金額によっても費用は違ってきますが、100万円以下でも基本手数料は5,000円。
500万円を超えると17,000円となり、さらに、弁護士や行政書士にサポートしてもらった場合はその報酬料も支払わなければいけませんので、結局は数万円の出費となります。
最近は「遺言書作成パック10万円」という感じに定額制にしている弁護士事務所もあるようですよ。
利用する側としてはそのほうがわかりやすいし安心！
さらに、葬儀やお墓の手配も事前に済ませておきたい！というところまで本格的な終活になると、200～300万円はかかりますよ。
「えいっ！もう支払っておけ！」と、相手が詐欺集団であるにも関わら大金を支払ってしまって大失敗！
･･･みたいな被害も増えているようなので注意が必要です。
それに、それだけの費用を終活に使ってしまったら、介護が必要になった時どうしましょうか？
お子さんたちに潤沢な蓄えがあるとは限りませんし、死んだ後のためにお金を使ってしまって、肝心の介護を受けるための費用がない！なんてことにならないように注意したいですね。
とかく独りよがりになりがちな終活ですが、全体を俯瞰する冷静さを失わないようにしましょう。
永代供養の総合情報
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