終活で海外へ移住するのはアリ？ナシ？解消しておくべき不安
残りの人生は、人間関係やお金に関する悩みから解放されて過ごしたい。
そんな気持ちで海の向こうへ渡る方も少なくありません。
では、海外で最期を迎えることを想定して終活する場合、具体的にどんな準備が必要なのでしょうか。
海外終活のポイントをまとめてみました！
「楽園で静かに余生を過ごしたい」という思いもあれば、「新しい環境に身を置いて、もう一度リスタートしたい」という野心もあったりして。
海外にあこがれるシニア層の心は、まるでティーンエイジャーのように揺れているようです。
以前、私が仕事でお世話になっていた会社の社長も、まさに海外での終活を斡旋するビジネスを展開していました。
その方が力を入れていたのは、マニラでの終活。
物価が安い（東京の半分以下！）ので、年金生活でも十分に余裕がある暮らしができるんですって！
同じ理由で、マレーシアやタイも日本人の移住者に人気のようです。
「日本だと、老後はできる仕事も限られているから、することもなく時間を持て余しているシニアも多い。でも、海外に移住することで、新しい学びや発見があって “生きている”という実感が生まれるんだよ」」\
と、その社長はおっしゃっていましたが･･･。
正直、私はそういうチャレンジは無理だし、うちの両親もダメなタイプではないかと。
言葉の壁があるのが不安という以上に、食べ物が心配で！
北国生まれの私は、南国系の料理を食べるとほぼ必ずお腹を壊してしまうので、海外移住するとしてもフィリピンやタイは“ナシ”だな～と思っています。
水も合わなかったりするでしょうし、終活の延長で海外に移住するのだとしても国は選んだほう良いですよね。
それに、海外の方が日本人の移住者（それも終活の一環で）をフレンドリーに受け入れてくれるのか？という点も心配じゃありませんか！？
海外は日本みたいに無宗教ではありませんので、葬儀の仕方もこんなに自由には選べません。
死生観が違うのですから、日本式の「終活」という考え方そのものを受け付けてくれない国だってあるはずです。
とはいえ、意外にも昨今は海外メディアも日本式の終活に強い関心を示し、特集番組を組んだりしているんですって！
土葬が一般的な欧米でも、低価格な火葬を選択する方も増えているらしいです。
「死」に対する考え方が多様化しているのは日本に限ったことではなく世界的な動きだということですね。
ちなみに、海外では遺言の制度が日本より格段に進んでいるのだとか（特にアメリカ）。
「私の財産は私のもの」「だからその引継ぎ方も自分で決めるわ」という意思がハッキリしているんでしょう。
この点は私達も見習わなければいけませんね。
このように、死生観や終活に対する考え方には国によって違いがあります。
終活で海外への移住を検討されるのであれば、幅広い観点から熟考する必要がありますね。
また、シニアになってから移住するなら、ある程度は日本人のコミュニティがある国がオススメです。
日系の企業が多い国なら、日本語が通じる店も多いので生活も安心ですね。（フィリピン、タイ、マレーシアなど）
全く新しい環境に自分を投入して頭を活性化するんだ！･･･と意気込んでいる方もいらっしゃるでしょうが、それって想像以上に心身にこたえますよ。
若いうちであれば気力だけで乗り越えられるかもしれませんが、シニアになると全ての人にそれだけのバイタリティが備わっているわけではありません。
個人的にはスウェーデンで老後を過ごすことにあこがれたりしますが、そう簡単には帰ってこられない土地で一人で暮らすことを考えると、あこがれだけでは踏み切れないものを感じてしまいます。
これが20代だったら、「えいやッ」と勢いだけで飛び込めたたのかもしれませんけどね。
とにかく、シニアの終活に無理は禁物です！
永代供養の総合情報
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