ペットのために、今できる終活。小さな命を守るために。
命の終わりは誰にでも平等にやってくるもの。
それは、自分が先かペットか先かわかりません。
「自分が先に逝くことになった時、ペットがその後も幸せに寿命をまっとうできるように」と、ペットのために終活をする方も増えています。
具体的に何をやっておけば良いのか?
小さな家族のための終活についてまとめてみました。
人間一人、ペット一頭で暮らしている場合、あなたが亡くなってしまったらペットはどうなるのでしょうか。
哀しい結末を迎えるペットを一頭でも減らすために、今のあなたにできることがあります。
終活をしているシニア層の中には、「残りの人生を誰かと共有したい」とか「家族もいなくなって寂しいから」とかそんな理由でペットを飼い始める方もいるようです。
ですが、まず大前提として言っておきたいのは、(自分が)ある程度の年齢になったらペットを飼う事にも慎重になるべきだということ。
例えばうちの母は50代後半で長年勤めてきた会社を退職したのですが、当時「また犬を飼おうかな。毎日散歩に行くから健康にもいいだろうし」とよく言っていました。
しかし、結局、飼わなかったんです。
それは、自分の年齢を考えた時に「ペットの命に責任を持てない歳になったな」と感じたからなのだとか。
60代は元気で面倒を見られるかもしれないけど、それでもいつどうなるかわからない。
70代に入れば散歩に行くのも大変になるかもしれないし、かといって家族はお父さんしかいないし・・・ということでペットは諦めたそうです。
もし、「残りの人生を充実させるために」とかそんな理由で今からペットを迎えようとしているのであれば、5年先、10年先のことを考えてみていただきたいですね。
ペットとして飼われる動物のほとんどは人間よりも寿命が短いので、例えば犬や猫なら15年くらい生きれば「長生き」と言われる部類。
ギネスの記録で25年生きた犬もいますが、そのようなケースは稀ですから普通は「約20年」が一緒にいられる時間の目安となるでしょう。
では、今のあなたと犬の年齢を考えてみた場合、「絶対に犬の方が先に逝く」と言える保証はあるでしょうか?
若い人だって、突然亡くなることもあり得るわけですから、終活を本格的に始める60代、70代ともなれば自分が先に逝く可能性も決して低いとは言えないでしょう。
それなら、1日も早く、ペットのために終活を。
まず決めておきたいのは、自分に万が一のことがあった場合のペットの引き取り手です。
飼い主のいないペットは保健所で哀しい結末を迎えるケースが多いので、とにかく飼ってくれる人を見つけておくことはとても大切なこと!
家族がいない場合は、親戚や友人、知人などで飼ってくれる方を探しておきましょう。
動物好きな人であるのは外せない条件ですが、できればペットと面識があり懐いている方だと安心ですね。
どうしても身近で引き取ってくれる人が見つからない場合は、里親探しを手伝ってくれる掲示板やNPO法人などもあります。
また、最近では犬や猫のための
- 「老犬ホーム」
- 「老猫ホーム」
もあり、ペットのための終活としてこういった施設を利用する方もいるようです。
例えば、茨城県つくば市にある「老犬ホーム ひまわり」だと「終身」で入居できるプランもあり、料金は小型犬(8kg未満)で864,000円(入所金100,000円)。
約100万円あればその子が命を終えるまで面倒を見てもらえるわけです。(15kg未満の中型犬だと127万円くらい)
ただ、こういったシステムがあるのは犬や猫だけで、特殊なペット(爬虫類とか)については引き取り先を見つけるのは容易ではないでしょう。
それでも、獣医師やペットショップなどのコネクションを使えばペットが幸せに過ごせる環境を探し出すことは不可能ではないはず。
とにかく、自分が元気なうちにペットのために「万が一」のことを考えておくこと。
それが、あなたができる唯一の愛情の示し方と言えるのではないでしょうか。
永代供養の総合情報
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