終活でシニア向けマンションにお引越し!生活の注意点は?
終活でマンションへの住み替えを検討される方も増えていますが、そこにはどんな意味や目的があるのでしょうか。
また、終活シニアに特化したマンションとは?
いわゆる老人ホームとはどんな点が違っているのか。
意外と知らないシニアの住宅事情について調べてみました!
普通のマンションほど孤立していないけど、老人ホームよりも生活の自由度が高い。
それがシニア向けマンションの魅力のようですが、それってどんな人でも入れるの?
うちの実家は一戸建てですが、なにしろ雪深い北国なので真冬の除雪が大仕事!
若い世代にとっては「運動不足解消」もしくは「筋トレ」を兼ねてトレーニング感覚でできるかもしれませんが、70間近のうちの父にとってはもはや苦行以外の何物でもありません。
年に何人かは除雪作業中に亡くなったりしますので、高齢者の除雪作業って実は危険なんですよね。
そんな雪との戦いに嫌気がさしたのが、「マンションを買って住み替えよう」と言い出した父。
共益費や管理費のことを心配して反対する母との間で攻防が続き、結論はまだ出ていないようですが。
終活の一環として、住まいについて考えてみることって実はとても大事なことですよね。
高齢になると掃除も困難になってくるでしょうし、二階建てより平屋、一軒家よりもミニマムなマンション・・・と管理しやすい物件に住み替える方も少なくありません。
しかし、普通のマンションを買ってしまうと、またしても「自分が亡くなった時どうするんだ問題」が出てきます。
もともと、「子供が独立している場合は、不動産を残されても迷惑だろう」という考えもあってスタ―トしているはずの”住まいの終活”で、不動産を買い替えるだけというならあまり意味がありません。
そこで人気となっているのが、シニア向けのマンション。
大きくわけると次の3種類があります。
①サービス付きの高齢者向け住宅
安否確認や生活相談などのサービスがついた、民間事業者が運営する賃貸住宅です。
都道府県の認定、指導・監督を受けており、介護が必要になった場合は訪問介護サービスを利用することである程度までは今まで通りの生活を維持できます。(介護度が高くなると退去が前提)
施設によってサービス内容はバラバラで、食事の提供がないところもあるようです。
費用:敷金として約50万円、月額15~20万円(※施設によって差があります。)
②自立型有料老人ホーム
民間事業者が運営する有料老人ホームの一種ですが、自立状態にある高齢者へ向けた施設です。
居室にはキッチン、バス、トイレなどが完備されており、ワンルームマンションと同じような感じ。
スタッフが24時間常駐し、ほとんどの施設で食事は3食提供されています。
要介護になった場合は介護つきの居室に移ることができます。
費用:入居時に約1,000万円~、月額10~15万円(※施設によって差があります。)
③シニア向け分譲マンション
いわゆる分譲マンションなので、売却や相続も可能。
普通のマンション暮らしに食事や掃除などのサービスがついてくるという感じです。
ただし、元気であることが前提なので重介護状態になると退去の必要が生じてきます。
費用:入居時に1,000万円~、月額10~15万円(※施設によって差があります。)
ちなみに、これらのシニア向け住宅は介護保険による介護サービスがないことを前提としています。
終活でマンションへの住み替えを検討されるのであれば、「この月額を年金で支払い続けていくことができるのかどうか(介護保険が適用されるわけではないので)」「要介護になった場合にどうするか」も併せて考えておく必要がありますね。
終活によるマンション購入でもう一つ気にして欲しいのは、手放そうとしている家はあなた一人のものではないということ。
確かに名義自体はあなたのものかもしれませんが、そこで生まれ育った人がいることを忘れてはいけません。
私だったら、自分になんの相談もなく親が実家を売ってマンションに住み替えたりしたら相当ショックですよ・・・。
だって、その家は私の家でもあり、私の人生の思い出が詰まった場所なのですから。
それを、なんの迷いも相談もなく手放してしまうのだとしたら、父の人間性を疑いますね!
もし、終活で家を売ろうと考えているなら、必ず家族で話し合いの場を持ちましょう。
家族であっても、いや、家族だからこそ言葉にしないと伝わらないことが、きっとあるはずです。
永代供養の総合情報
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