50代の終活は老いを認めることから。若さの呪縛から自由に!
「50代で終活だなんて・・・私はそんなにババアじゃないわよ!」
と、あなたはムキになって一喝するかもしれませんが、逆に言うとまだ若いからこそやっておくべきことがあるんです。
終活って、ただの「死に支度」ではないですよ。
50代なら、例えば今からこんなことをやっておけば後が楽になります。
50代は、まだ現役。
「孫もいないし。終活の前に就活だってできちゃう年齢だし」とお怒りになるのもごもっともですが、あっちこっちにガタが出始めるのもこの年齢。
だからこそ、今でなければできないことがあります。
子供も独立したし、仕事もそれなりのポジションに就いて自分ペースでできる50代。
平均寿命が80歳を超えている現在では50代なんてまだ人生を折り返したばかりですから、終活といっても「まだまだ先でOK」と思っているんじゃないでしょうか。
しかし、肉体的にも精神的にも、明らかな「衰え」も感じているはずです。
今のまま衰えていったらどうなるのか・・・と、リアルに先を想像できるのが30代や40代との大きな違い!
人は本当の意味で身に迫る「死」を意識しない限り、実のある終活なんてできません。
未来に対する「恐怖」があるからこそ、より現実的で本当に“役に立つ”終活ができるのです。
江戸時代の平均寿命は50代だったという説もありますし、当時だったらもう亡くなっても不思議ではない年齢。
「50代は、若いけど若くないんだ」というその現実を、まずは受け入れましょう!
さてさて、50代ともなれば、それなりの資産をお持ちですよね。
いえいえ、隠したって無駄ですよ・・・というより、他人の私には隠しても問題ないですけど家族にはオープンにしておきましょうよ!
どこの銀行にどんな口座を持っていて、どのくらいの預貯金があるのか。
また、その通帳や印鑑はどこに保管してあるのか?
それが全く知らされていないと、あなたの死後、何年も放置された状態になってしまうかもしれません。
後になってから「相続税の申告漏れがあった」ということで残されたお子さんたちが迷惑を被ることにもなってしまったら、後味悪いですよね。
また、日常的な家賃・光熱費の支払いがどこの銀行口座から引き落とされているのかも知らせておかないと、未払いの請求書が来てしまってやはり家族が困ることになりますよ。
就活=遺言状を書くこと、お墓や葬儀の手配をしておくこと、介護施設を決めておくこと・・・と難しく考えているかもしれませんが、実はこういったお金に絡む整理整頓も立派な終活の一部なんです!
今までは「介護」というと親の介護のことを考えていたかもしれませんが、50代だとそろそろ「自分が介護される立場になる」という可能性も現実味を帯びてくる年齢ですよね。
周りでもバッタバッタと友人・知人が床に臥したり、入院を繰り返したりで、妙な焦りが出てきたりするんじゃないでしょうか?
最近は認知症で見当識を失う方も多いので、頭が健康なうちに「もしも」の時にどうしたいかを考えておいたほうが良いですね。
お子さんの元で一緒に暮らしたいのか、それとも入れる施設があるなら入れてもらったほうが気楽なのか。
その場合、どのくらいの資金があるのか。
こういったことは先に言っておいてもらわないと、子供の立場としてはどうしたら親が幸せなのかがわからないから困るんです。
60代になるとあまりにもリアリティがあり過ぎて子供のほうも聞きにくくなってきますし、ざっくばらんに話し合うなら50代がベスト!
「これからの人生プラン」を家族みんなで共有しておくというのも、立派な終活の一つなのです。
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