終活のメインは相続?お金だけじゃなく想いを引き継ぐために
終活セミナーやフェアでは、相続に関する相談が多く寄せられるそうです。
弁護士や行政書士など法律のプロによる無料相談なども各地で開催されていますよね。
それだけ、「財産を引き継ぐこと」に関心を寄せている方が多いという証拠。
そこで今回は、これから終活を始める上で知っておきたい相続のポイントについてまとめてみました。
実際にその立場になってみなければわからない、相続のコト。
法律が絡んでくることですから、知っておかないと自分の意思が繁栄されないこともあります。
最低限、押さえておくべきことは確認しておきましょう!
決してお金持ちではありませんが、私にもそれなりに蓄えはあります。
あの世までお金を持って行けるわけではないので、誰かが相続することになりますよね。
その「誰か」って誰!?
・・・終活を進めていくにあたってはその相続のシステムを知っておく必要がありますが、調べてみると、「法定相続人」という言葉にたどりつきます。
私のように結婚していて配偶者と子供がいる場合は、相続人は夫と子供。
子供がいなければ配偶者だけが相続人ということになります。
さらに、私のように親が健在の場合。
子がいなければ、配偶者と親で財産を分けることになるんです。
ポイントは、配偶者は常に相続人になるということ。
他に誰も法定相続人がいなければ、財産は全て配偶者のものになるということです。
改めて、「結婚」の効力ってスゴイんですね!(私も、もっと財産のある人と結婚しておけばよかった・・・なんて。)
ちなみに、独身の場合の相続人は親。
親が死亡している場合は祖父母となり、祖父母が死亡していれば兄弟・姉妹が相続することに。
さらに兄弟・姉妹も先に亡くなっていれば、その子(甥・姪)が相続人なります。
「へ~、兄弟の相続順位ってずいぶん下なんだね」と驚いた方も多いんではないでしょうか?
私は、親の次に兄弟かな・・・と思っていましたので。
さらに、財産の分け方も、「配偶者と子で1/2ずつ。兄弟がいる場合は1/2を均分する」というような感じで法律で定められています。
でも、円満な家族ばかりではありませんので、本音を言えばお兄ちゃんのほうに多く相続してほしいとか、家族ではなくて友人に財産を残したいとか、そういうケースもあり得るわけですよね。
そこで効力を持つのが、しかるべき手続きで作られた遺言書です。
相続は遺言書の内容が優先されますので、「こうしたい」という明確な希望がある場合はぜひ作成しておくことをオススメします。
ここにウェイトを置いて終活する人も多く、終活セミナーや終活フェアでも遺言書に関する相談はとても多いそうですよ。
実際に相続に関して遺言書を残す場合は、自筆証書遺言ではなく公正証書遺言をオススメしたいですね。
後者のほうが、相続後の検認も不要ですし相続手続きがスムーズに進みます!
遺言書を残しておけば、例えば介護でお世話になった息子の奥さん(嫁)や内縁の妻にも財産を残すことができます。
なければ法律で定められた通りに相続手続きが進んでしまいますので、感謝の気持ちを「お金」という形で伝えたい相手がいるのであれば、遺言書は必須ですね。
ちなみに、遺言書にはお金の相続に関すること以外にも「(子供の)認知に関すること」「未成年後見人のこと(子供の親権を誰が持つか)」・・・など、残された人に伝えたいメッセージを含めることもできます。
法的効力はないものの、「これからどうやって生きていってほしいか」みたいな希望をしたためることもできるんですよ。(例えば、兄弟で仲良く暮らしなさいよ、とか)
面と向かって言いにくい思いも、遺言書という形であれば素直に綴れるかもしれません。
さきほどの「息子の奥さんへの相続」に象徴されるように、亡くなって初めて伝わる想いというのもきっとあるはず。
終活で遺言書を作成する場合は、お金だけではなく「気持ちの相続」も意識したいですね。
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