どんな儀式で費用はおいくらほど?意外と知らない納骨のルール
「納骨って何?いつやるの?費用はどのくらいかかるの?葬儀費用とは違うの?」
そんな疑問、いまさらなかなか人には聞きづらいですよね。
そもそも、葬儀費用と納骨費用はどう違うのでしょうか。
意外と知らない弔事のルールについて、納骨費用の相場を含めてリサーチしました。
納骨とはどのような儀式なのか。
また、どんな意味があるのか?誰に納骨費用を支払うのか?
まずは基本的なことからおさらいしていきましょう。
身近な家族に「もしも」のことがないと、なかなか葬儀関係の常識を身に着けられる機会はないものです。
例えば、「納骨」の意味をよく知らないという方も多いのでは?
実は私もつい最近までそうだったんですよ(苦笑)。
納骨というのは、火葬した遺骨をお墓に納めること。
骨を土に還してあげることで、故人の魂を自然に還すという意味があるそうです。
「葬儀→火葬→納骨」という流れで続けざまに行う地域(宗派)もあれば、四十九日の法要の後に納骨するケースもあります。
そもそも、納めるお墓がなければ骨は埋められませんから、「四十九日の法要の後」というのが自然な気がします。
ちなみに納骨の時は、葬儀とは別に「納骨式」という儀式が執り行われます。
この際に必要なのが「納骨費用」で、「葬儀費用」とは別で用意する必要があります。
さて、葬儀費用の目安は、火葬場や葬儀社への支払、寺院へのお布施、接待費用などをひっくるめて約200万円が相場だと言われています。
「うわっ!高いな」と思われるかもしれませんが、香典で結構まかなえますし、葬儀費用としてかかった分は相続税から控除される制度がありますので、実際のところ残された方にとってそれほどの負担にはならないようです。
ただ、問題は「どこまでが“葬儀費用”にカテゴライズされるのか?」ということ。
納骨費用もこの中に含まれるのであれば、税金の控除対象になるということで親族にとっては願ったりかなったりですよね。
調べてみたところ、「納骨費用も葬式費用に含まれる」というのが一般的な見解のよう。
国税庁の公式HPにある「相続財産から控除できる葬式費用」の欄に、「葬式や葬送などを行うときやそれ以前に火葬や埋葬、納骨をするためにかかった費用」と明記されていますので間違いないでしょう。
さて、では納骨費用そのものの相場はどのくらいなのでしょうか?
葬儀費用とは別においくら位かかるものなのか・・・不安ですよね。
調べてみたところ・・・
- 寺院へのお布施が3万円~5万円
- 開眼法要(簡単に言うと、お墓に魂を入れるための儀式です。新しいお墓を作った場合に必要になる費用です)&納骨式で約10万円
- 僧侶へのお車代で約1万円
- 僧侶への御膳料で約1万円
- 線香などの備品を揃えるために約1万円
- 石材店への支払で約5万円(お墓に戒名を彫刻してもらったり、お墓に骨を埋めるための作業費用など)
- この他、会食費用(@5千円~1万円/人)
ざっと見積もっても20万円は超えてしまいそうです(涙)。
ただ、最近は、複数の人の遺骨を一つのお墓に納める「合同墓」を利用することでコストカットする方も増えているようですね。
また、骨をパウダー状に加工して、それを海や山に散骨する方法もあります。
なんだかロマンティック~・・・ですが、これは場合によっては法に触れることもあるので、事前にお寺に相談して詳しいルールを勉強しておきましょう。
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