熟年再婚するなら年下?年上?愛は年の差のハードルを超えられるのか。
熟年再婚では、歳の差婚も多いようです。
「シニア」と呼ばれる年齢層になってからの年の差婚にはどのようなメリット、デメリットがあるのでしょうか。
今回は、ケース別に好ましい面と心配な面を見ていきましょう。
同年代の異性を結婚した場合は、生きてきた時代が同じですからジェネレーションギャップはありません。
そんなフラットな夫婦関係に慣れていた人が歳の差のある人と再婚したらどうなるのでしょうか?
精神年齢は女性よりも男性のほうが幼いと言われていますので、同い年のパートナーに対しては「もうっ、いつまでもガキなんだから!」なんてイライラしている女性も多いかもしれません。
しかし、男性が年上の場合はずっと穏やかでいられるでしょう。
精神的に自分と対等、もしくは大人ですから、先回りしてあれこれ気遣ってくれるので自分だけが尽くしている感じはしないはず。
また、「シニア」と呼ばれる年齢の男性は経済的にゆとりのある方も多いので、生活にも余裕が生まれるでしょう。
ただ、男性の平均寿命は女性よりも6年も短いのですから(男性は81.09歳、女性は87.26歳)、歳の差があればなおさら、早く「お別れ」の時がやってくるかもしれません。
年の差再婚を考える場合は、「一人になったらどうしようか」ということも具体的に考えておく必要がありますね。
一方、女性が年上であれば上記の問題は解決されます。
むしろ自分のほうが先に逝く可能性が高いので、「看取るよりも看取られたい」という女性は年下の男性と再婚されることをオススメします。
自分よりも体力面も充実しているので、日常生活で困難になってきた部分もサポートしてもらえるという心強さもありますね。
とはいえ、自分のほうが先に老いていくわけですから、その姿を見せることに抵抗を感じる方もいるでしょう。
「自分のほうが先に寝たきりになってしまったら」「ボケてしまったら?」
相手に迷惑をかけてしまうかもしれないというリスクも高い結婚なので、気持ちの上で対等になれないというデメリットがあるのも事実です。
いずれにしても、事前に覚悟しておきたいのは子供たちからの反対ですね。(※前のパートナーとの間にお子さんがいる場合を想定しています。)
熟年再婚の歳になれば子供たちはすでに独立しているケースが多いと思いますが、遠方に住んでいるからこそ親の再婚が心配だ、という声もあります。
年の差婚にはどうしても、
「財産目的ではないか」
「騙されているのではないか」
といった不安がついてまわり、子の立場としては「はい、どうぞ」と手放しでは祝福できないもの。
そのため、子供の反対を押し切って再婚して子供と疎遠になってしまったという話も珍しくないのです。
残りの人生をどう生きるは自分の自由ですが、だからといって子どもたちとの大切な思い出を踏みにじるようなことがないように。
感情的になって突っ走り、子供との関係が悪化するようなことがないように気を付けましょう。
年の差のある再婚のメリットとデメリットについて見てきました。
ポイントを整理します。
- 男女どちらが年上でも、メリットもあればデメリットもある
- 再婚について子供と揉めるケースも多い
- 一時の感情だけで突っ走るのはリスキー
子育ても終わり、 親としての責務から解放されたタイミングで「これが最後の恋かもしれない」と思えるような相手に出会ってしまったら。
ついその恋にのめり込んでしまう気持ちはよくわかりますが、熟年の恋愛には様々なハードルも立ちはだかります。
それらを超えていける気力、体力があるかどうか。
そのくらいの覚悟がなければ、自分も相手も幸せにはできないでしょう。
永代供養の総合情報
スポンサーリンク