モラハラ夫にさようなら。熟年離婚の流れと費用目安をチェック!

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「精神的な暴力」とも言われるモラハラ。

 

熟年離婚の原因ランキングでも上位にランクインしますが、モラハラで離婚する場合はどのような準備が必要なのでしょうか。

 

今回は熟年離婚の手順や、協議を有利に進めるための心得などをまとめてみました。

 

一緒に暮らしていると麻痺してしまいがちですが、家族であっても相手の心を傷つけるような行為は許されません。

 

もし、一緒に暮らすことに限界を感じているのであれば、自分に有利な方法で離婚を進めましょう。

 

モラハラで離婚!手順を確認しておこう

モラハラが原因で熟年離婚したいという場合、相手にその気持ちを訴えても受け入れてもらえないことがほとんどです。

 

なぜなら、モラハラをする本人にとっては相手がいてくれたほうが都合が良いから。

 

パートナーを精神的に虐待することで自身のメンタルバランスを保っているようなところがあるので、その存在を失いたくないと思っているのです。

 

そのような場合は、泣き寝入りせず裁判を考えましょう。

 

管轄は家庭裁判所になります。

 

簡単に言うとそこで「離婚調停」を申し立て、法律的に「離婚を勝ち取る」という形になります。

 

ただ、その調停を自分に有利な方向に進めるには、あなたが相手からモラハラを受けていたという「客観的な証拠」が必要です。

 

こんな行為はモラハラです。

証拠を残すにあたっては、「どのような行為が“モラハラ”にあたるのか」、その定義を正確に認識しておく必要があるでしょう。

 

ここでは、内閣府の資料を参考に、モラハラの代表的な行為をピックアップしてご紹介します。

 

  • 大声でどなる
  • 罵倒する(「誰のおかげで生活できていると思っているんだ」など)
  • 人前でバカにする
  • 命令する
  • 友人や実家との交際を制限する
  • 電話などを細かくチェックする
  • 大切にしている物を許可なく捨てる
  • 理由もなく口をきかなかったり、無視したりする
  • 行動を制限する(外で働くことを制限する)
  • 肉体的な暴力をふるうそぶりをして脅かす
  • 生活費を渡さない

 

こうして見てみると、男女ともに加害者にも被害者にもなり得る可能性があることがおわかりいただけるかと思います。

 

熟年離婚を考えるのであれば、こういった行為があったことを証明できるような証拠が必要です。

 

  • 暴言を録音・録画したもの
  • モラハラを受けたことを記した日記やメモ
  • 証言してくれる証人

 

精神的に弱っている状態でこのような証拠を集めるのは難しいかもしれません。

 

しかし、離婚を決意したのであれば、虎視眈々と“その時”に備えるべきです。

 

裁判にかかる費用はどのくらい?

とはいえ、働くことを制限されていたような状況であれば特に、金銭的なことが心配になりますよね。

 

「裁判」というと、「大金がかかるのではないか」と、経済面がネックで離婚をあきらめてしまう方も多いかもしれません。

 

熟年離婚の裁判にはどのくらいのお金がかかるのでしょうか。

 

  • 弁護士に依頼せず、自分で行う 2,000円程度
  • 弁護士に依頼する 数十万円~100万円単位

 

具体的に何にそんなにお金がかかるのか?というと、着手代と成功報酬です。

 

それぞれ30~40万円かかります。

 

自力で行う場合は、必要な書類(戸籍謄本や住民票)をそろえる費用や切手代、収入印紙代などだけなので安く済むんですね。

 

詳細はこちらのサイトがとてもわかりやすいので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

⇒ 離婚弁護士ナビ「離婚調停にかかる費用と弁護士に依頼した際のメリットまとめ」

 

モラハラが原因の場合、うまくいけば100万円~300万円の慰謝料を勝ち取ることができます。

 

家庭裁判所なら相談は無料ですから、まずは話だけでも聞いてもらいましょう。

 

相談料は発生しますが(1万円/時間くらい)離婚専門の弁護士事務所もあります。

 

⇒ 離婚弁護士ナビ 「モラハラをする相手と離婚するために知るべき5つの知識」

 

【まとめ】残りの人生をどう生きるか。決めるのは自分自身

モラハラが原因で熟年離婚する場合の手続きや費用、事前準備や心がまえについてまとめてきました。

 

主要なポイントを振り返ります。

 

  • それは本当にモラハラか?まずは定義を確認しよう
  • モラハラ離婚には客観的な証拠が必要
  • 弁護士に依頼する場合は100万円程度の費用がかかる

 

今までも我慢してきたのだからと.、この先の人生も我慢して最期まで添い遂げるか。

 

はたまた、今勇気を出して自分らしいエンディングを勝ち取るか。

 

決断は慎重に、お子さんのご意見も取り入れながら進めましょう。

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