老人ホームの費用のために貯金!それだけで安心できるの?
老人ホームの費用をフォローするにはどれだけの貯金が必要なのでしょうか。
老人ホームの費用は年金でなんとかなるだろうと楽観的に考えている方も多いようですが、それはハッキリ言って甘い!
老後もそれなりの生活レベルを保って楽しく暮らそう・・・と思うと、やはり貯金は必要です。
老後の生活、そして老人ホームの費用まで考えた場合、貯金はどのくらいあれば安心なのでしょうか。
老後のコトは、考え始めるとどんどん不安がつのる・・・。
健康問題も心配ですが、やっぱり一番の気がかりはお金のこと!
老いてから幸せに暮らすためには、若いうちからの貯金が大事・・・と思いきや、他にもっと優先すべきことがある!?
親の介護を考える歳になると、急に自分の老後も不安になってくるものです。
例えば私の場合は、親が二人とも厚生年金受給者。
共働きで子供は私一人・・・ということで、兄弟が多いご家庭に比べると老後のための貯金もそれなりに潤沢なようです。
老人ホームの費用も、「あなたに迷惑をかけない程度にはちゃんと用意してあるから、入れるところがあれば迷いなく入れて」と言われています。
しかし、自分の老後・・・と考えると、親世代に比べると不安な要素が多いですよね。
バブル期を謳歌した親世代に比べると貯金も心細い金額ですし、年金だって今より3割、4割少なくなると言われている時代。
老人ホームの費用は月に少なくとも6万円はかかると言われています。(※特別養護老人ホームに入所できた場合)
これ、国民年金の平均的な受給額と同じなんですよね。
あれこれ生活にかかる費用を考えると、それなりに貯金がないとやっていけそうもないってこと!?
年金だけで老人ホーム生活を送るというのは、あまり現実的ではなさそうです。
ちなみに、忘れてはいけないのが、老人ホームに入居するまでの費用。
仮に、60歳で退職して80歳で老人ホームに入居すると考えた場合、20年間もあるわけですよね。
その間の生活をまかなうだけの貯金はありますか?
ランチや付き合い、通勤にかかる費用がなくなり、服飾費や美容費を抑えられたとしても、リタイア後も衣食住にかかるお金は継続して発生するわけですよね。
一般的に、老後の生活費用は現役時代の約7割になるそうです。
老人ホームの費用を心配する前に、まずは、自分の現在の生活費の7割がいくらになるのか計算してみましょう。
そして、20年間でトータルいくらになるのか概算金額を把握しておくことが必要です。
現役で働いている今、月々30万円で暮らしている方なら、今とほぼ同じレベルの暮らしをしようと思うと21万円は必要ということですよね。
1年間で252万円、20年間となると5040万円もの費用が必要になる!
65歳から年金をもらえると言っても、国民年金だと月5~6万円が平均ですので15万円/月も不足するということですよね。
厚生年金だって平均は約15万円/月ですから、6万円も足りない!
そこは貯金や個人で加入する民間の年金保険などで補うしかありません。(ちなみに私は、貯蓄性の高さが好評の、住友生命の「たのしみワンダフル」に加入しています!)
最近は65歳、70歳になっても現役で働く方が多いですが、どうしたって全盛期よりは給料も落ちますよね。
人によっては、「今さらそんな小銭稼ぎなんてしたくない」「役職のつかない仕事なんてしたくない」「今さらバイトなんて・・・。」と抵抗を覚えるかもしれません。
しかし、それでも、自分の健康問題や老人ホームの費用のことで悶々と考え込んでいるよりは、何か行動に移したほうが良いですよ。
どんな形であっても働き続けることができれば社会との接点を維持できるわけで、それは心身をいつまでも若々しく保つ上で大切なことなのです。(いくらかでも貯金ができるのは、精神的なゆとりにもつながりますしね!)
そのためには、若いうちから健康を意識した生活をする必要があります。
常に足腰を鍛えていれば、老人ホームに入る年齢になっても寝たきりになるリスクは低いでしょう。
また、少ない物でシンプルに暮らすことを心掛けることも大切ですね。
いきなり「生活に使う費用を抑えろ」と言われても無理ですが、若い頃からミニマムな生活に慣れていれば、老人ホームでは本物のミニマリストになれるかもしれませんよ!
最後に・・・
幸せな老後を送るために若いうちからぜひ意識して欲しいことは「身の回りの人を大切にすること」。
これは、がむしゃらに働いて貯金を増やすこと以上の価値があるでしょう。
家族、友人、同僚、上司、ご近所さん・・・私たちは色んな人と支え合いながら生きています。
時には煩わしさを覚えることもあるでしょうが、老人ホームに入るような年齢になって初めてそのありがたみに気づくのかもしれませんよ。
貯金は十分過ぎるほどあるけど、一緒にお茶を飲む相手もいない。・・・なんて、そんな老後じゃ寂し過ぎますって!
永代供養の総合情報
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