終身契約の老人ホームで穏やかな日々を。費用と注意点を確認
終身タイプの老人ホームの費用目安や、入居する前に知っておくべき注意点。
老人ホームの契約には様々な種類があり、期間が決まっているケースもあれば終身介護のところもあります。
可能ならば終身で・・・と希望される方が多いと思いますが、それだけ費用もお高い!
しかも、場合によっては途中で契約を打ち切られてしまう可能性もあります。
老人ホームジプシーになるのを避けるために知っておくべき注意ポイントとは!?
とりあえず老人ホームに入れることになったから、あとは安心!
なんて思ったら大間違いです。
高齢者の心身の状態は、赤ちゃんのように日々めまぐるしく変わるもの。
その都度、ご本人のコンディションに合わせたケアを選んでいくという気の長いサポートが必要になるのです。
一口に「老人ホーム」と言っても、いろんなタイプの施設があります。
一人暮らしをするには不安があるものの、健康で、自分のことは自分でできるという方が集まって暮らすタイプの老人ホーム。
要介護認定を受けていて、サポートを受けなければ生活できない方の受け入れを専門とする老人ホーム。
認知症など、家族だけでケアするのが難しい方を優先的に受け入れる施設・・・等々。
どこまで面倒を看てもらえるかというのが違ってきますので、もちろん費用にも幅があります。
入居する人の状態や予算に合わせて選び分ける必要があるわけですが、もう一つ確認しておきたいのが「期間」です。
老人ホームというと「終身で面倒を看てもらえる」と思っている方も多いようですが、実際は期間が定められている施設も多いです。
賃貸タイプだと2年契約で更新していくという施設が多いですし、ショートステイというとその名の通り短期間のお泊り預かりのような感じになります。
ただ、小さな子供を保育所に預けるのとは違って、高齢の方の場合はこれからどんどん身体の機能が衰えていくことが予想されるわけで・・・。
どんどん自立していくという期待はできないわけですから、預けるほうとしては少しくらい費用が高くついても「終身で」と希望したくなります。
高齢になってからあっちへこっちへと移動させると、私の祖母のように、本人が混乱してしまって痴呆の症状が進行したりすることもありますから。
私も、両親にはできれば慣れた場所、親しい仲間たちと一緒に穏やかな暮らしを送って欲しいと思っています。
老人ホームの中には「終身介護」を謳っている施設もあります。
いわゆる「有料老人ホーム」と呼ばれる施設は、終身で契約するのが一般的のようです。
支払い方法は様々ですが、家賃に相当する利用料は前払いしておくのがお得なのだとか。
「入居した時点からあと何年生きられるか」という推定余命はその施設の入居者データから計算し、それに基づいて○年分の利用料をまとめて支払うというスタイル。
これを「入居一時金」という名目で請求している老人ホームも多く、その金額は数百万円~数千万円と施設によって幅があります。
この一時金を支払っておけば月々の出費は抑えられますし、トータルで見た場合の総支払額も安く設定されている施設が多いですよ。
(※終身契約の場合は、一時金を支払っていても月々の利用料や介護保険の負担金、必要に応じて医療費などの費用も支払わなければなりません。)
もちろん、一時金ナシで全て月払いの終身型老人ホームもあります。
その場合は月の支払い額が30万円、40万円と高額になることもありますので、やはりかなりお高いですね・・・。
お金さえあれば、終身タイプの老人ホームに入れるのか!
・・・そのように解釈された方も多いでしょうし、私もその一人でした。
しかし、費用の面をクリアできたとしても、入居する人の状態次第ではお断りされてしまうこともあります。
例えば、認知症の症状が強く出ていて、他人に暴力を振るったり常に監視していなければならない状態になった場合。
もしくは、健康状態が悪化して、常に医師との連携を取らなければならないというような場合。
これらの場合、有料老人ホームのスタッフだけではフォローしきれないため、終身介護の契約を打ち切られてしまう可能性もあります。
(もちろん、前払いしたお金は戻ってきます。)
とはいえ、認知症の高齢者を専門に受け入れている老人ホームもありますし、24時間介護の態勢を完備している施設もあります。
(ただし、サービスが充実していればいるほど、費用も高めに設定させています。)
終身での入居を希望される場合は、その老人ホームがどこまでやってくれるのか?どこまでサポートしてくれるのか?を確認しておくことが大事ですね。
永代供養の総合情報
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