老人ホームの宿泊版!ショートステイのサービスと費用に注目
老人ホームの短期版、ショートステイの利用費用について調べてみました。
老人ホームというと、高齢の方が長期にわたって“住まう”タイプの施設をイメージする方が多いかもしれません。
しかし、いわゆるショートステイも老人ホームの一種。
費用面もリーズナブルですし、いろんなレクリエーションがあって楽しい!と、積極的に参加される高齢の方も多いのだとか。
ここでは、ショートステイの費用やメリット&デメリットについてまとめました。
「おばあちゃん、今日からショートステイだから」
「急なお葬式が入ったから、おじいちゃんはショートステイにお願いしたから」
そんな会話をあちらこちらで耳にするようになりました。
一体、ショートステイってどんな施設なんでしょうか?
小さな子供がいると、子供を連れていけない用事があったり、自分が体調不良で寝込んでしまったりする時にとても困ります。
そんな時は保育園の一時預かりや託児所、幼稚園児なら延長保育などのサービスを利用することで乗り切っているという方も多いことでしょう。
(費用は丸1日預けて数千円ですから、毎日預けるのは無理ですが・・・。)
実はこれ、高齢の方を介護しているお宅でもありがちな状況なんですよね。
自分で排泄できない、食べられない、判断力も鈍っているとなると、たとえ数時間でも一人で置いていくのは心配です。
そんな時に助かるのが、ショートステイ(正式には短期入所生活介護と言います)。
その名の通り、「○泊だけ預ける」という形で短期間だけ高齢者のお世話をしてくれる施設です。
(※要介護度1~5の認定を受けた方だけが対象となります。)
老人ホームとは別モノだと思っている方も多いようですが、ショートステイも老人ホームの一種。
数日間の滞在ですから、費用も長期型の老人ホームに比べればずっとリーズナブルで利用しやすいというメリットがあります。
ただし、連続して30日以上利用することはできません。
「基本は自宅介護で、たまにショートステイに預けてお互いにリフレッシュして・・・」というスタイルで介護をされている方も多いようですよ。
保育園や託児所に行くと、子供達は友達と遊んだり、先生が読んでくれる絵本を読んだり、お昼寝をしたりして過ごしますよね。
では、高齢者のみなさんは老人ホームやショートステイでどんなことをしているのか?というと、実は子供達の過ごし方と実によく似ています。
私もボランティアでショートステイのお手伝いをしたことがありますが、折り紙をしたり歌ったり、時にはダンスをしたり・・・と、いわゆる「レクリエーション」の時間が非常に多いのです。
近所の動物病院が主催するアニマルセラピーの時間もあり、犬や猫たちと触れ合って穏やかな笑顔を浮かべる入居者の方々が印象的でした。(これはどこの施設でもやっているわけではありません)
このように老人ホームによってオリジナルな活動を取り入れているところもありますので、ご本人の希望を聞きながら活動の内容で選ぶのも良いかもしれませんね。
気になる費用ですが、要介護度によっても違ってきます。
基本的には、「介護サービスに対する費用 + 食費 +宿泊費 + その他」で計算され、要介護度3だと1泊で3,000円ほどになるようです。(そのうち、介護にかかる費用は約800円です。)
個室か、多床型か、ユニット型か?というお部屋のタイプによっても費用は変わってきますので、上記の金額はあくまでも一つの目安として参考にしてくださいね。
身体が不自由になってあまり外に出られなくなってくると、どうしても気分もふさぎ込みやすくなり、表情にも覇気がなくなってきます。
また、毎日家族とばかり顔を合わせ、あれこれ世話を焼いてもらっていると、家族に対する甘えも強くなってきますので関係がギクシャクしてしまったり。
私の祖母もそのような状態でしたが、ショートステイを利用するようになってからは大好きだったおしゃべりを楽しめるようになったためか、表情がグンと明るくなりました。
介護していた叔母さんも、「久しぶりに喫茶店でコーヒーを飲んできた」と、どこかホッとした顔をしていたのをよく覚えています。
ただ、保育園の数が足りないのと同じように老人ホームも不足しています。
しかも、費用がリーズナブルで預けやすいショートステイとなればなおさらのこと。
1~2ヵ月前に連絡しておかないと予約が取れない場合もありますので、急な用事で利用するのは難しいかもしれません。
とはいえ、定期的に通うようにしていると、老人ホーム側が融通を利かせてくれたりすることもあります。
介護される側とする側の良好な関係を維持するためにも、時々はショートステイを利用してリフレッシュしましょう!
永代供養の総合情報
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