老人ホームの費用もローンで!?気になる融資条件と金額
老人ホームの費用にも充てられる介護ローンについて。
介護はある日突然始まるもの。
親の介護費用や老人ホームの入居費で家計が破たんする・・・なんてことが現実問題として誰にでも起こり得る世の中です。
そこで、最近は老人ホームの費用をフォローできる介護ローンも登場!
しかし、住宅ローンと同様、融資を受けるためには満たすべき条件があるようです。
そのため事前確認が必須だということが分かりました。
老人ホームに入居するためには、施設によっては一時的に数百万円のまとまったお金が必要になることも。
そんな大金、みなさんは一体どうやって捻出しているの!?
言うまでもないことですが、介護にはなにかとお金がかかります。
自宅で介護するにしても介護用品のレンタル、介護サービスの利用・・・と月に数万円の費用はかかりますし、老人ホームに入居するとなればなおさらのこと。
公的な老人ホームだとしても、少なくとも月に6万円前後の費用は発生するものと考えておいたほうが良いでしょう。
自分の家庭を支えるだけで精いっぱいな時に、親の介護が始まったら・・・と考えると、正直、憂鬱な気持ちになります。(父さん、母さん、ゴメンナサイ!)
幸い、我が家の場合は両親ともに厚生年金の受給者ですし、貯金もそれなりにあるようなので金銭的には恵まれているほうなのかもしれませんが・・・。
これが、「貯金ナシ」「国民年金のみ」となると状況はキビシイでしょう。
年金を満額でもらっても6万円~7万円という方も多いので、それだとギリギリですよね。
月の費用が10万円を超える民間の老人ホームはまず無理でしょう。
しかし、なんと今の時代は「介護ローン」という便利なシステムがあるんですって!
住宅のローンと同様に銀行や信託銀行などで借りることができ、老人ホームに入居するためのまとまった資金を調達したいという方をサポートしてくれます。
介護の平均期間は4~5年だそうですから、年間費用が100万円だとしたら400万円~500万円必要になるということですよね。
家を買うよりは安いとはいえ、車が数台買える金額・・・決して安くはありません。
では、介護ローンではどこまでその資金をまかなえるのか?どのくらいの期間で返済すれば良いのか?
これはローンを組む銀行によって異なりますが、だいたいはMaxで500万円くらい。
住宅ローンとは違って、担保や保証人が要らないところが多いというのが特長ですね。
家を買う場合は「ある程度は貯金ができてから」と時期をコントロールすることができますが、介護は待ったナシ!ですからね。
ある程度、誰でも借りやすいローンでなければ困ります。
基本的には、以下の条件を満たしていれば割とすんなりと融資を受けられるようですよ。
- 介護を受ける人の親族である。
- 申し込みをする人の年齢が20歳以上65歳未満。
- 完済時の年齢が70歳未満である。
- 安定した収入があり、保証会社の融資基準を満たしている。
親の介護問題が深刻になるのは、30代、40代の働き盛りの頃でしょうから、普通に会社勤めをして一定の収入があれば問題なくローンを組めそうです。
介護ローンのハードルはそれほど高くはないと言っても過言ではないでしょう。
ただ、用途はかなり限定されていて、基本的には「介護」に関する費用のみ。
具体的には、介護用品の購入やレンタル、介護のためのリフォーム、老人ホームへの入居一時金や費用など。
入院や医療にかかる費用については融資の対象外となります。
「な~んだ。老人ホームの費用にもローンが使えるなら、親の介護についてはなんとかなりそうだな。」
・・・と思ったアナタ!
確かに、ローンを組めばその数年はなんとか凌げるかもしれませんが、住宅ローンに介護ローンが加われば、今度は自分の老後が不安になりませんか?
介護ローンだって借金には違いありませんからね・・・。
安易にローンを組むよりは、基本的には親の年金と財産でどうにかしようと考えたほうが賢明です。
例えば、実家を担保に融資を受けて親を老人ホームに入居させ、親が亡くなった時にその実家を売却して返済するという方法もあります。
うちのようにあまりに田舎過ぎて、しかも豪雪地帯!となると、その家が売れるかどうかが怪しいですが。
ローンを組む場合は金利の変動も気になりますし、家を担保にするにしても地価の変動による影響は免れません。
いずれにしても、お金を借りて老人ホームの費用を工面するというのは経済面でのリスクを伴うこと。
まずは年金+αの範囲内でどうにか老人ホームに入居できないものか、ケースワーカーさんや市町村窓口に相談してみましょう。
永代供養の総合情報
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