初七日の会食に関する注意点をケース別にまとめました。
初七日は最近では葬儀と同日に済まされることも多いようです。
その場合は恐らく、通夜ぶるまいと言われる通夜の席での軽食手配と翌日の葬儀でのお斎または精進落としが食事の場となります。
日を改めて初七日を執り行う場合は、会食の場を設けるか、多忙な中で参加していただく方に合わせて折詰を粗供養でお渡しするかなどの方法もあるようです。
葬儀の同日に初七日を行い、ついで精進落としまでする。
私が参加した初七日では、本来の意味合いからは離れてしまいますが、遠方から来られた親戚の方に合わせた形としてそれはそれで行いました。
その上で、本当の初七日の日にはお寺の方に頼んで家族だけで祭壇に向かいました。
その時に亡くなったのは主人の祖父でしたが、大変印象深い、思い出話の尽きない方だったようで和やかな会食でした。
ひとまずは一気に済ませてしまって、四十九日の法要ではまた改めて食事内容や思い出話のよりどころになるものを会食の会場に持って行っていました。
初七日は日を改めるのが本来の意味合いから言えば正しいですが、折角通夜から葬儀まで集まって下さった親戚の気持ちを尊重すれば葬儀同日が都合が良いです。
これに関しては難しくて、地方で、参列される方ももう退職されて悠々自適な方が多くて、近くに集まって暮らしている場合は別日でも不都合はあまり無いです。
信心深い方も多く居られますので、そこは親戚の雰囲気で初七日をささやかながらもしっかりと場を設けた方が良い土地柄もあります。
葬儀は忙しくて、その時にはとにかく簡略化できたらしたいと考えてしまいがちです。
ですが、初七日の事などは周りが納得する形で場を設けた方がかえって後々の問題を回避できたりもします。
信心の深い方ならば、宗派の違いでもまずひと悶着起きたりします。
仏教の中でも、宗派で香典の書き方も違ってきますので、気をつけていても省いているとか誤解されたりもあります。
宗派問わず、せめて亡くなりごとがあった五十日位は故人を偲んで供養の気持ちを優先したいものです。
会食の場は面倒ですが、しておいた方が良かったかな、と後で後悔しても取り返せませんので気にされそうな親戚筋が多いならば、丁寧に場を設けておくのが心易いでしょう。
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