熟年再婚は入籍しないカップルが多いってホント?その理由は・・・

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熟年再婚の場合、夫婦同様の暮らしをしていても「入籍しない」という選択をするカップルも多いようです。

 

その理由とは?

 

熟年再婚で入籍しないことのメリットやデメリット、将来起こりうる問題などについて調べてみました。

 

結婚はおめでたいことですが、良いことばかりではありませんよね。

 

それを嫌というくらい知っている熟年再婚だからこそ、「入籍しない」という選択をする方も少なくありません。

 

「子供が成人するまでは入籍しない」という選択

私の知人も50代で熟年再婚していますが、交際を始めたのは40代の半ばだったと聞いています。

 

それでも50代になるまで入籍しないという選択をしたのは、前の夫との間に3人の子供がいたから。

 

「末っ子が成人するまでは入籍しない」と決めていた彼女はその意志を貫き、見事に3人とも就職してから籍を入れたのです。

 

彼女がなぜ、そこまで「入籍しないこと」にこだわったのか。

 

理由は一つです。

 

「新しいパートナーと対等でいたかったから」

 

コブ付きの結婚だとどうしても相手に遠慮してしまうし、経済的な甘えが出てしまうかもしれない。

 

それはフェアな結婚とはいえないから、3人育て上げるまでは「夫婦」にはならないとこだわりを貫いたそうです。

 

入籍しないことのメリット

彼女のように、熟年再婚では入籍しないという選択をするケースも珍しくありません。

 

そのメリットとして挙げられるのは、

 

  • 自分に子供がいたとしても、パートナーと対等な関係でいられる
  • 子供と新しいパートナーの衝突を防げる
  • 子供に結婚を反対され、折り合いが悪くなる・・・という展開を避けられる
  • 遺族年金を受給している場合、それを継続できる
  • 姓を変えたりといった面倒な手続きが要らない
  • 面倒な親戚付き合いをする必要がない

 

知人も言っていましたが、昨今は母親の新しいパートナーが子供の命を奪ってしまう事件もよく耳にします。

 

「うちのガタイの良い長男が、○○ちゃん(新しい夫)をボコボコにしちゃうかもしれないし」と、逆もまたしかり。

 

主には子供のメンタル面や関係性を考慮して「入籍しない」という選択をされる方が多いようですね。

 

入籍しないことのデメリット

では、逆にデメリットはないのでしょうか。

 

入籍しないというのは、つまり「法的には夫婦ではない」ということですから、社会的なサービスや優遇措置を受ける際に何かしら問題が生じてきそうだな・・・と予測できますね。

 

  • 扶養控除が受けられない
  • 様々な法的手続きを代行することができない
  • 遺産の相続ができない
  • 保険金を受け取れない

 

日本の法律においては、「夫」「妻」という立場は他の人では代えられない権利を持っています。

 

それは事実婚ではダメで、入籍して正式な夫婦として国に認められていることが大前提。

 

パートナーが急な倒れて手術が必要になった場合、病院によっては「内縁関係の方は同意書のサインができません」というスタンスでサインすらさせてもらえないケースもあり得ます。

 

熟年再婚する年齢であれば、お互いに「その先」を見据えるべき時期にさしかかっているはず。

 

二人とも健康でいられるうちは気楽で良いかもしれませんが、「命に係わるような問題が生じてきた場合にその関係性の危うさ、曖昧さを突き付けられる」というのが、入籍しないことの最大のデメリットと言えるでしょう。

 

【まとめ】入籍するかどうかで人生が変わる!話し合いは時間をかけて。

熟年再婚で入籍しないことのメリット、デメリットについてまとめました。

 

大事なポイントを振り返ります。

 

  • 入籍しないことには、メリットもあればデメリットもある
  • 互いの家族(主には子供)のことを考えれば、入籍しないという選択も十分にアリ
  • デメリットを痛感するのは、どちらかに命に係わる問題が生じた時が多い

 

残りの人生を誰と、どう生きるか。

 

それはあなた自身が決めることですから他人にとやかく言われる筋合いはないでしょう。

 

しかし、イザという時にふと、「二人の関係のもろさを痛感した」「自分の存在を否定されたように感じて絶望した」という声があることも確かです。

 

入籍しないか、するかで天と地ほども違った人生になる可能性もありますので、お互いに遠慮せず本音で向き合ってベストな道を選択しましょう。

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