熟年再婚を反対された!どうすれば子供をうまく説得できるの?
熟年再婚を考えた時、立ちはだかる壁は色々あります。
最も高く険しいのは、子供を含め周囲からの反対。
彼らはなぜ反対するのか。また、円満に熟年再婚するにはどうすれば良いのか。
新しい人生を自分も周りもHAPPYにスタートさせるためにはどうすれば良いのか考えてみましょう。
2度目だろうが3度目だろうが、結婚はおめでたいこと。
できればみんなに祝福されて新しい人生を始めたいところです。
それなのに反対されてしまうのは、一体ナゼ?
30代、40代の再婚であればまだしも、「シニア」と呼ばれる年齢になってからの再婚になぜ反対するのか。
親の立場からしてみれば、
「子供はもう独立して家にいないのだし、自分が誰を再婚しようが関係ないじゃないか」
と思われるかもしれません。
しかし、実際は関係大アリ!
たとえ独立して別居していたとしても、親の再婚は子供の人生設計を大きく変えるだけの影響力を持っています。
反対する理由をざっくりまとめてみます。
- 財産目当てではないか?騙されているのではないか?と不審感を持っているから
- 遺産相続の時に揉めるのではないか、と不安だから
- 血のつながらない人の介護をしなければいけなくなるのではないか、と不安
- 親を奪われてしまうのではないか、という漠然とした不安があるから
- 家族で築いてきた歴史を否定されたような気持ちになるから
人によって不安を覚えるポイントは様々。
まずは、じっくり話をして「子供がその再婚の何に反対しているのか」「何を不安に感じているのかか」を見極める必要があります。
いつまでも、子の前では威厳を保っていたいと思うのが親心。
「いい年して、結婚だなんて」
・・・そう思われるのではないかと、変に再婚の情報を隠そうとする方もいるでしょう。
例えば、新しいパートナーに会わせようとしなかったり、どんな人かを隠そうとしたり。
子どもに対してなんだか気恥ずかしくなる気持ちはわかりますが、こそこそすればするほど反対されます。
みんながHAPPYになる熟年再婚の大前提は、情報を隠さないこと。
- 相手の人はどんな人か
- その人の家族状況は?(再婚か初婚か、子供はいるのか)
- なぜ今、結婚しようと思ったのか
- なぜ、その人を選んだのか
- これからの生活についてはどうするのか(住む場所、生活費)
- 将来的に起こり得る介護の問題はどう考えているのか
- 遺産の相続についてはどう考えているのか
遺産については特に揉めるポイントですから、できれば遺言書も書いてきっちり意志を表明しておきましょう。
財産のことがネックで反対しているなら、それだけでも「そこまでしっかり考えているなら、いいんじゃない?」と納得してくれるかもしれません。
介護についても、「老人ホームに入居する資金はあるのか」「相手の子供との関係性はどうなのか、イザという時に頼れるのか」など具体的なことを説明しておくと理解を得られやすいですね。
お金や介護のことなど、現実的な問題を心配して反対しているのであれば、二人の展望をしっかり伝えることで納得してもらえる可能性が高いです。
しかし、なかなか難しいのはメンタル面のこと。
例えば、前妻(もしくは前夫)が他界した後の熟年再婚だと、子供からしてみれば「お母さんのことはもう忘れてしまったの?」「お母さんの居場所がなくなってしまうのではないか?」と不安になるのかもしれません。
しかし、人生80年の時代ですから、一人の人を生涯想い続けて死んでいくというのはちょっと古い。
二人とも健在であっても「卒婚」という選択をする夫婦もいるのですから、二度目の妻や夫を迎えることに罪悪感を抱く必要はありません。
再婚するからといって過去の思い出がなくなってしまうわけではないこと。
家族との思い出はこれからもずっと大切にしていくし、子供のことも前妻のことも忘れてしまうわけではないこと。
自分自身が残りの人生を前向きに生きるために、新しいパートナーが必要であること・・・などを自分の言葉で丁寧に説明しましょう。
誠実な想いはきっと子供の心に届きます。
逆に、変に照れて真摯に向き合おうとしなければ、いつまで経っても理解は得られないかもしれません。
熟年再婚を子どもに反対された場合にどうするか、について考えてみました。
ポイントをまとめます。
- 子供が反対している理由を明確にすることが大事
- 遺産トラブルは遺言書を書いて回避する
- メンタル面のフォローは手厚く、時間をかけて
子どもにとっては、親はいつまでも親。
幸せでいて欲しいという思いと、まだ甘えたい気持ちと、複雑な心境で再婚の話を聞いているはずです。
くれぐれも、自分の気持ちだけを押し切るようなことがないように。
大切な家族の思い出を否定するような言動だけはしないように気を付けましょう。
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