遠方の葬儀に参列できない場合の香典について
遠方での葬儀に香典を届ける方法は3通りあります。
しかし、共通するのは相手のことを思いやるということ、それを形にするということです。
遠方だし葬儀のことは後から知ったから、香典だけ届ければいいだろ、こんな態度が表れるようではいけません。
大切な人の葬儀がおこなわれると聞いたものの、遠方に住んでいるため参列できない。
ならば香典だけでも、何とかして届けたいと思うものですね。
こんな場合に取れる方法は3通り。
他の人に託す、郵送する、後日持参するです。
他の人に託す、これは遠方でなくても、それほど親しくない人の葬儀が行われるとか、香典ぐらいは包んでおかないとマズイとか。
こんなケースにも用いられる手段。
葬儀がおこなわれる場所に出向く誰かに託すという方法があります。
これは、仕事関係に多いケースですね。
例えば同僚とか上司とか、職場を代表して行く人に託す。
香典を個人で包むのではなく、職場で取りまとめて「一同」という形にするというのもあります。
また、遠方の葬儀に出席できない場合に代理人を立てて、その人に香典を託し、列席も頼むというケースもあります。
こんな方法を使う場合は、相当社会的地位がある人でしょうし、この手の事はよくご存知のはず。
ここで、アドバイスする必要もなさそうですが。
次に香典を郵送をするという方法。
これは遠方の葬儀で出席できないとか、遠方だった上に後日葬儀がおこなわれたという話を聞いたケースです。
この場合、用いるべきは現金書留、香典袋に入れた上で郵送します。
一緒に、葬儀に参列できなかったお詫びと故人を悼む手紙を同封すると、より気持ちが伝わるはず。
さて、この現金書留、ネックは郵送料が割高で郵便局まで出向く手間がかかる点。
だから他の現金書留ではない郵送方法や、運送会社に託すのはいかがなものかと思われます。
郵送は葬儀に出席する代わりに用いる手段、できるだけフォーマル感が欲しいもの。
そう考えると、現金書留で郵送するのがベスト。
葬儀の後に、よくわからない宅配便が届くというのは、どうもピンと来ないものです。
そして、後日うかがうという方法。
注意すべきは、うかがうタイミングで香典袋の表書きが変わってくるという点。
四十九日の法要が終わっていなければ、通常の葬儀時と同じで「御霊前」。
法要が終わっていれば「御仏前」となります。
表書きについては、郵送する場合にも共通する注意点です。
遠方で葬儀に参列できない、このこと自体はよほど親しい間柄でもない限り、失礼でも何でもありません。
問題は、葬儀に参列できなかったから、どのような対応を取ったかです。
大切なのは、相手の家族を思いやる気持ちと、その気持ちの伝え方。
香典袋も何もなしで現金だけ送りつけるとか、口座に振り込むとか、、、。
そんなことはやらないだろう、ということをたまにやっちゃう人がいるんです。
絶対に、避けたいものですね。
永代供養の総合情報
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