葬儀の途中退席はマナー違反?角が立たない振る舞い方
社運がかかったプレゼンがある日に、知人の葬儀が入ってしまった。
やむを得ず途中退席をすることになりそう・・・という場合はどう対処するのがスマートなのでしょうか。
故人やその家族に失礼にならない、葬儀の「途中退席の仕方」についてまとめてみました。
参列者が悲しみに暮れている中で、「ちょっと外せない用がありまして」と葬儀を途中退席するのは、あまりイメージがよろしくありませんよね。
とはいえ、どうしても外せない用もあるし・・・。
そんな時のスマートな対処法、考えてみましょう!
何事も、「間」ってありますよね。
言い換えれば「タイミング」ですが、言いにくいことを言い出したり、席を外したりするにはこの「間」を読むことがとても大事です。
例えば、自分がプレゼンをしている時に誰かが席を立って出て行ってしまったら?
特別な事情があったのかもしれませんが、こちらとしてはあまりイイ気分ではありませんよね。
「なんて失礼な人なんだ!」と、その時の印象をずっと引きずってしまうかもしれません。
葬儀も同じことで、お坊さんが読経している時に途中退席するのはマナー違反。
どうしても途中退席せざるを得ない事情があるのだとしても、せめて読経が終わるまでは待ちましょう。
読経と自分の焼香が済んだ後にそっと出て行くのが理想的ですね。(焼香が続いているので、立っても目立ちにくい)
最初から後方の端の席に座っておけばあまり目立たずに出られるでしょう。
また、途中退席するのであれば、事前に喪主や葬儀屋のスタッフに伝えておきましょう。
先方も参列者のために用意している物があるでしょうし、知らない間に帰ってしまったとなると混乱を招きます。
何も言わずに突然出て行ってしまうと、遺族のほうとしては「何か失礼があったかしら」と心配になってしまうかもしれませんし、「葬儀を途中退席するなんて常識がない人ね」と思う方もいるんじゃないでしょうか。
「忙しいのにわざわざ来てくださったのね」と感謝する人もいるでしょうが、人の感じ方って本当に様々です。
後々、変なしこりを残さないためにも、「どうしても最後までいられない事情」を事前に説明し、退席するタイミングを伝えておくことはとても大切なことではないでしょうか。
ただ、基本的には葬儀の途中退席は非常識な行為。
人の「死」は何よりも優先されるべきと認識している方も多いので、「葬儀よりも大事な用事って何なんだよ」と思われてしまうかもしれません。
実際、亡くなったのが自分の家族だったら、どんな事情があっても葬儀を優先しませんか?
遺族と知人ではその「死」の重みが違っていて当然ですが、それでも遺族としては「みなさんにも同じくらい悲しんで欲しい、悲しみを共有して欲しい」という気持ちがあるのです。
それなのに途中退席されると、「ああ、Aさんにとってはそれほどショックな出来事じゃないんだ」「とりあえず顔を出しておけばいいや、って思われたんだな」と受け取ってしまうかもしれませんよ。
ですから、葬儀の途中退席はできるだけ避けたいところ。
ちょっとだけ顔を出して帰るくらいなら、(葬儀に出席せずに)通夜に行くとか、後日改めて自宅に焼香に行くなどのほうが心象は良いのではないでしょうか。
その辺の受け止め方は完全に人によって違いますので、相手がどういうタイプなのか(忙しくてもかけつけて欲しいのか、途中退席を失礼だと思うタイプなのか)の見極めが重要ですね。
永代供養の総合情報
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