数珠など葬儀の持ち物は、あらかじめひとまとめに
おこなわれる葬儀の形式にあわせて、数珠を用意する必要はありません。
大切なことは、いつも使っている数珠を葬儀に忘れないということ、そのために持ち物はひとまとめにしておくこと。
そして持ち物を忘れても「焦らない」ということです。
葬儀に参列するならば、数珠は持ち物として必須なのか?
持っていくとするならば、どんな数珠がふさわしいのか?
これはなかなか難しい問題です。
仏教徒ならば、葬儀に参列する際に数珠は必要なものです。
しかし、一口に仏教といっても様々な宗派があります。
以前葬儀に参列した際に、多くの人が2重になった長い数珠を持参していることに気が付きました。
唱えられているお経も耳に馴染みがないものですし、焼香の作法もどうやら違います。
後で聞くと真言宗式の葬儀だったとか。
真言宗の数珠の珠の個数は金剛界の108尊に由来して、108と決まっている。
そして、手にする場合の作法にも独特のものがあるのです。
その時に、私が手にしていた数珠はよくある略式、珠数が少ないものでした。
さて、このように同じ仏教の数珠でも宗派によって細い決まりがあるものです。
一方で、キリスト教を信仰している家庭ならば、数珠すらないというケースもあるでしょう。
では、葬儀の際に参列する宗派に合わせた数珠を持ち物にしなくてはならないか?というと、それは違います。
葬儀に参列する際に大切なものは、故人をいたむという気持ち。
その気持を表す持ち物として、数珠はあったほうが望ましい。
ですから、必ずしも宗派にあった数珠を持ち物として用意しておかなくてはならないということはありません。
普段用いている数珠を葬儀に参列する際には持参する、読経や焼香の際には周りの人に合わせる。
それで、十分なのです。
若い間はピンクなどサンゴの数珠でもいいが、色はなるべく薄いものを。
歳を重ねたら、それにふさわしい大玉の数珠を。
マナーについて述べた本には数珠について色々と書かれいていますが、そんなにとらわれる必要はなさそうです。
それよりも自身が仏教徒ならば、葬儀の際の持ち物として数珠を忘れたりしないこと。
忘れてしまっても、それで焦ったりしないこと、こちらの方がよほど大切。
葬儀の際の持ち物は、あらかじめフォーマルのバッグにひとまとめにしておく。
礼服のポケットに数珠は常に入れておく、この程度の習慣で十分といえるでしょう。
そして、持ち物を忘れてしまっても決してジタバタしない。
数珠を忘れてしまっても、そのまま普通に参拝すればいい。
葬儀中にコソコソ話しながら、焼香の際に数珠を貸し借りしている様のほうがよほど見苦しいものです。
仏教徒ならば葬儀の持ち物として、あらかじめ数珠は用意しておく。
もしも数珠を忘れたとしても、そのまま落ち着いて行動する、これが大切なことなのです。
永代供養の総合情報
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