葬儀と告別式の一連の流れが知りたい。
葬儀から告別式、この２つは一連の流れになっていますので、特に区別をせずに出席するもの。
葬儀は宗教的、告別式は社会的、そんな色外が強いといっても、そこまでこだわりを持つ人は少ないですし、持たないのが一般的です。
通夜、葬儀、告別式、そして出棺。
故人とのお別れの儀式は、通常このように進みます。
訃報を耳にして親しい人との最後のお別れ、いったいどのタイミングで出席すればいいのでしょうか。
そのためには通夜、葬儀、告別式が持っている、本来のそれぞれの性格を理解する必要があります。
まずは通夜、もともとは親族が一晩中、故人に付きそうという性格を持っていました。
ですから、地域によっては今でも通夜は身内だけのもの、近しい人しか出席しない。
そして、出席した人たちは交代で仮眠を取りながら、一晩中寄り添うものとなっています。
儀式としての通夜で読経や焼香が開始されるのは夕方から、その後一晩中付き添うという流れ。
読経や焼香の開始は、仕事終わりでも出席しやすい時間帯です。
ですから、近年では葬儀や告別式には出席しなくても、通夜には出席する。
そんな故人とのお別れが一般的になりつつあります。
葬儀は故人の死を祈る宗教儀式、ですから式は故人が信仰していた宗教にのっとって進行します。
一方、告別式は一般に故人と最後のお別れをする式、そこに宗教的な側面はありません。
棺にそれぞれが花を手向け故人の冥福を願い、棺を閉じるといった手順になっています。
そして出棺へと進むのですが、この後まで付き添っていくのは親族や、よほど親しい関係者のみでしょう。
ここまでは葬儀である、ここからは告別式である。
この線引は、葬儀社が取り仕切る式ならばアナウンスでおこなわれるもの。
葬儀を取り仕切るのは、僧侶など宗教関係者、告別式を取り仕切るのは、葬儀社の司会者になるものです。
しかし、葬儀は宗教的儀式だから出席しないとか、宗教的色合いが薄いから告別式から出席するとか。
そのようなことは、あまりありません。
普通は葬儀に出席した以上は、告別式、そして式場から出棺を見守るもの。
出棺とは故人の遺体を納めた棺を霊柩車に乗せ、火葬場まで向かうという儀式。
その後、火葬場にて荼毘、骨上げそして初七日の法要へと続きます。
訃報を耳にしたら、通夜に出席するか、葬儀・告別式に出席するか。
故人との関係が薄い場合は、このどちらかを選ぶというのが最近の傾向。
通夜ならば、ダーク系のスーツでの出席は許されます。
しかし、日が改まっておこなわれる葬儀や告別式に出席するならば、服装はきっちりと慣例にのっとった礼服にしたいもの。
そして、葬儀から告別式、棺が式場を去っていくまでを心静かに見守りたいものです。
永代供養の総合情報
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