葬儀の上着に、チェスターコートを1枚
年に数回しか着用しない葬儀用の上着ですが、世間的にいい大人ならば1枚は持っておきたいもの。
10年は使い続けることを考えて、タブーは避けた上で、何の面白みもない葬儀専用の上着を購入しておくべきでしょう。
冠婚葬祭には1着の礼服を使いまわす、普段スーツを着ない人なら、こんなケースは多いはず。
夏場は暑いのを、冬場は寒いのを我慢すればいい。
特に、葬儀なんて室内でおこなわれるのだし、斎場に入る際には受付で預けてしまう。
だから、上着など必要ないのではないか?と考えがちです。
確かに通夜だけ、葬儀だけに参列するならば、上着は必要ないかもしれません。
しかし出棺や火葬まで、参列しなければならない親族の葬儀の際には、やはり上着はほしいもの。
若いならば、葬儀の場で多少のカジュアルな装いでも許されるかと思います。
しかし、30歳を過ぎたならばダウンやミリタリー系の上着での葬儀の参列は避けたいもの。
フォーマルな上着の1枚も用意はしておきたいものです。
メンズ・レディース問わずに葬儀などフォーマルな場で用いられるのが、チェスターコート。
シングルで色は黒、ウール素材を押さえておけば間違いはないものです。
ここで、気をつけなければならないのが葬儀におけるタブーについて。
光沢のあるもの、パーツが光るもの、レザーやファーなど殺生を連想させるもの。
これらが使われていない、シンプルなシングルのコートを選んでおけば間違いはないでしょう。
光沢があるものということは、エナメル素材はNG。
パーツが光るものということは、ボタンにゴールドは避けたいもの。
できれば、シルバーのボタンも本来ならばよろしくはありません。
レザー素材も避けなければなりません。
ファーについては、避けるのが一番。
どうしてもというならば、取り外しができるものを購入しておけば間違いがないでしょう。
チェックやストライプなどの地模様が入っているものもNGです。
さて、葬儀用のコートを1着購入したとして、葬儀ぐらいにしか使わない。
これでは、もったいないと考えるかもしれません。
ですから、フォーマル用のスーツやアンサンブル同様、流行り廃りのないデザインを選んでおくべきです。
まあチェスターコートならば、カジュアルな装いでも、上着にすることでミスマッチの妙が楽しめるし、普段使いもしたい。
このように考えるならば、少々細身のデザインを選んでおけばいいのですが、こうなると礼服とシルエットが合わない。
こんなことも起こり得ます。
まあ葬儀用の上着など、普通ならば年に数回程度着用する程度のもの。
ならば、10年程度は着続けられる、何の面白みもないデザインのものを選んでおくのが良いでしょう。
葬儀のファッションのテーマは「無難」であるべき。
普段使いはできないか?など、下手な色気を出すべきではないのです。
永代供養の総合情報
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