香典の金額は奇数でと聞きましたが、、、
香典の金額は３や５などの奇数にしなくてはいけない、こんな考えの人がいるかもしれない。
重要なのは「かもしれない」というところ。
香典の金額が奇数であることにこだわらないケースが多くとも、「かもしれない」ならば避けるべきではないでしょうか？
結婚式の祝儀では２で割り切れる偶数はタブー、これは常識になっています。
２で割れるのは別れにつながるから、だそうで、、、何とも面倒な話ですよね。
今や３組に１組のカップルが離婚する時代。
祝儀の額を奇数にしたからといって、別れる夫婦は別れるんだよ！と、ここは熱くなるところではありません。
世の中で常識とされていることは粛々と守るのが大人の態度。
ですから、結婚式の祝儀の額は奇数にしなければいけないのです。
ならば、葬儀の香典の額はどうすればいいのか？
もう、故人は現世とは切れているのですから、別れるも何もないだろう？
そう思って、偶数の額で香典を持参すると非難を浴びる可能性がある。
何でも偶数は、故人との縁が別れる・切れるを連想させるからタブーとされるケースもあるのだそう。
ですから、できることならば香典の金額は奇数にしておくのが無難。
世の中で常識とされていることは、守らなくてはいけない。
葬儀に出席して香典を持参する以上は、家を代表する大人としての振る舞いが求められているのですから。
しかし、その一方で、香典の金額を奇数にしなくてはならない、ということはないという地域もあるようで。
私事ですが先日、通夜の受付をした経験からいうと、一番多かった額は3,000円、ついで5,000円。
中には２万円とか10万円という偶数の香典をいただいたというケースもありました。
こちら側は受付ですから、香典の金額をチェックして喪主に報告するだけなのですが、香典が偶数だからどうのというケースにはならなかった。
故人を悼んで参列してくれただけでもありがたいのに、香典までいただけるなんて。
そんな雰囲気が満ち満ちたハートフルな通夜だったからでしょうか。
それとも、喪主が香典の金額が奇数であることにこだわらない主義だったからでしょうか。
２万円とか10万円とかでも、全く問題にならなかったことを覚えています。
ちなみに私が通夜の受付をしたのは日本有数の保守的な地域、宗派は浄土真宗です。
香典の金額は奇数にしなくてはならない、これは結婚式の祝儀でいわれるほど、タブー視はされていないもの。
ですから、気にはしなくてはいいとは思うのです。
しかし、香典の金額は奇数にしなくてはいけないと、思っている人がいるかもしれない中で、あえて偶数の額を包む。
こんな、危険を犯す必要もありません。
誰かが、タブーといい出したら、それはタブー。
ですから、香典の金額は奇数にするのが無難、あえて無難でない方法を取る必要もないと考えるべきなのです。
永代供養の総合情報
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