意外と高額になる、ひ孫が包むべき香典の金額
ひ孫の場合、香典の金額をいくらにするか?
こんな場合は「親等」を考えると、大いに参考になるものです。
ひ孫なら曽祖父母は3親等、叔父・叔母や甥・姪と同じ親等になりますから、香典の金額も自ずから計算されるはずなのです。
香典の金額を考えるのに、非常に役に立つのが親等の数え方。
親等とは、民法上の親族間の関わりの深さを表すもの。
最も近い親族である親が1親等、兄弟はいったん親までさかのぼってから数えるので2親等。
祖父も2親等となりますから、曾祖父は3親等。
簡単な家系図を書いてたどっていけば、すぐに何親等かはわかるはずです。
さて、血のつながりがある血族ならば6親等、配偶者の家系である姻族ならば3親等。
ここまでが法律上親族となり、非常に関係が深いとされる間柄。
親族の葬儀には参列した方がいいのでは?などと、冠婚葬祭を考える上での一つの基準となるのです。
ちなみに、配偶者は本人と同等、親族の数え方であえていうならば、ゼロ親等と考えます。
自分がひ孫の立場なら、曾祖父母との関係は3親等。
同じ親等になるのは叔父・叔母や甥・姪といった関係となります。
香典の金額で考えると一番近い親族である親の葬儀ならば、香典を包む側ではなくて頂く側になるケースが多数。
ただ、配偶者の両親となると考えられる限り最高の金額、例えば10万円程度は包むというのが一般的でしょう。
次に関係が深い2親等の間柄へ包むべき香典の金額となると、親とそう変わらない額になったりするもの。
「親兄弟」と一般的にもいいますから、香典の金額も差がなかったりするのです。
そして次に近い関係が、ひ孫の立場での曾祖父など3親等の間柄。
ですから、適当な金額は親兄弟よりは少ないものの、多額の香典を包むのが適当。
5から7万円が相場ということができそうです。
もちろん、葬儀に参列する人の年齢や社会的な地位によっても香典の金額は変わります。
また、同じひ孫でも嫁いで「家を出た」形ならば香典を包むのが当然ですが、嫁いでいないケース。
これならば、香典を包むのではなく頂く立場となったりします。
ですから、香典の金額は絶対ではありませんが、一応の相場として5から7万円が適当と考えることができるでしょう。
これに加えて3親等ならば、親族の中でもごく近い間柄。
ですから供花や供物なども喪主から求められるケースもあるはず。
そんな場合は、こころよく応じなければならないものとなります。
香典の金額に加えて、供花や供物の費用まで、、、。
少々頭が痛くなりますがそれはそれ、葬儀の場で下手な揉め事は絶対に避けるべき。
ひ孫という近い立場だからこそ、できることはすべてやろうという心持ちが重要です。
ただ、ひ孫といっても関係は色々、深い浅いはあるもの。
それに応じて、香典の金額は加減すべきではあるのですが。
永代供養の総合情報
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