仲人さんへの香典の金額は、知人のケースとは差をつけて
仲人さんがなくなったというケースは、知人がなくなったケースとは違います。
香典の金額は、知人の香典の金額ににプラスしたもので考えるべきでしょう。
形だけでも世話になったことには違いない、この様に解釈すべきことなのです。
仲人、江戸時代から始まったとされるシステムで、結婚する２人だけでなく両家を取り持つ立場にありました。
仲人さんが役に立つのは結婚式当日だけではありません。
どちらかというと、結婚した後の方で意味がある。
何か両家の間に問題ごとが起こった場合に、お互いが全面に出るとどうしても角が立つ。
そんな場合に仲人さんが間に入る。
「社会的に地位がある仲人さんの顔を潰す訳にはいかない」。
そんな風にして、問題ごとが解決するケースが多々あったといいます。
しかし仲人さんの存在は、時代が進むにつれて結婚の際だけの形式的なものとなりました。
そして今では、仲人さんを立てないのが普通だったりもするのです。
ですから、仲人さんといっても家との関係性は様々なのです。
香典の金額は、家との関係性の深さによって変わるもの。
ですから、仲人さんだから一律にいくらというものはありません。
中には親族同然という関係を築いている仲人さんもいれば、形だけの仲人さんというもののあるでしょう。
親族同然ならば、それにふさわしい香典の金額を包む。
形だけの仲人さんならば、それなりの香典の金額でというのが普通の考え方になります。
ですから、仲人さんとの関係性によって金額は１万円から10万円といったところでしょうか。
昔は会社の上司とか社長とか。
こんな立場の人に仲人さんを依頼したものです。
ならば、香典の金額は通常の上司や社長が亡くなった場合の香典の金額の相場にプラスをしたものを。
この様に考えるのが良いでしょう。
また、形だけの仲人さんを立てていたとか、結婚自体がご破算になったとか。
こんな場合でも葬儀に参列しなければならないと思ったら、香典の金額はやや高めにするべき。
いくら形だけとはいえ、生前にお世話になったという事実は変わらないもの。
ならば、その感謝の気持ちも込めてプラスアルファは包むべきではないかと思うのです。
ただし、離婚によって家に入っていた人が出た場合。
こんな場合にまで、仲人に義理立てをする必要があるのかどうかは疑問です。
結婚は家と家との関係性を築くもの、ですから仲人との関係も嫁いでいた家とのもの。
その様に割り切って、参列する必要もなさそうです。
もちろん、個人的な関係が続いているならば、そういう訳にはいかないでしょうけれど。
現代ではずいぶん重要性が薄れた仲人さんというシステムです。
しかし、今までお世話になった人が亡くなるということはあるもの。
そんな場合は、義理は忘れないようにしたいものです。
永代供養の総合情報
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